まさかの点鼻薬スプーンづけが意外と良い
先日、ひじきが熱を出して、病院に行った時に、注射と共に、点鼻薬と点眼薬を兼ねたものをもらった。ひじきは、病院ではすこぶるおとなしいタイプの猫で、その時も非常におとなしく目と鼻に薬をさされていた。それを見ていると、簡単そうに見えるのだが、実際はそう簡単にはいかないわけで。
ひじきは、保定されるのが大嫌いで(病院ではいいらしい)、おまけに力も強いので、すぐふりほどかれてしまう。点眼はなんとかギリギリできないでもないが、点鼻は何度チャレンジしても全く鼻に入らない。
子猫の時にもらった点鼻薬もほとんど使わないまま賞味期限が切れてしまったような…。
そもそも片手で大人になったひじきを抑えることは無理だと思い、二人がかりで再チャレンジしてみたが、二人だと余計に警戒して逃げ回る羽目になってしまい、逆効果。
仕方がないので、半分諦めていたが、ちょっと気温が下がるとくしゃみをし出したので、やはり点鼻薬はつけないといけない。
そのままではどうしても無理なので、だったら、薬を鼻につけたらいいのではないかとひらめいた。猫と生活すると、固定概念を一回外して考える癖がつくような気がする。うちの子たちは、個々に色々こだわりがあり、なんでも一筋縄ではいかないからだ。
最初は手につけようかと思ったが、それも衛生的ではないような気がして、ちょうど、コンビニなどでもらうプラスチックのスプーンがあったので、そこに点鼻薬を一滴垂らして、ひじきを捕まえて鼻につけてみた。意外にもスプーンのカーブがいい感じで鼻に当たって、薬が入ったようで、すぐにひじきのくしゃみが治った。
ひじきは猫風邪のウィルスを持っているので、多分これからも点鼻薬のお世話になることだと思う。これからはこの方法で乗り切ろうと思う。