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「ごんぎつね」問いを基に読む国語

今、担任しているクラスの国語では「ごんぎつね」を読んでいます。
自分が追究する問いを選び、追究方法は子どもが決めて読み進めています。
タブレットを使い、スライドを作っている子が多いです。

登場人物の気持ちを考える

おそらく、ほとんどの小学校の国語で物語を読むときには、「登場人物の気持ち」を考えているでしょう。なぜ、ここまで登場人物の気持ちを考える必要があるのか。
本文にあることばから気持ちを推測することを通して、ことばの解釈の幅を広げていくため。日常でも人の気持ちを考えらえるようになるため…、いろいろあります。ことばに立ち止まって、解釈の幅を広げることでコミュニケーション力を高める、といったことも期待できそうです。

問いについて考える姿

私が子どもたちの様子を見て回っていると、クライマックスの場面について追究している子がいました。
この子の問いは「兵十に撃たれたときのごんの気持ちは?」です。この問いは、教師の発問としても定番のものでしょう。
さて、この子は教科書を見ながら、床にうつ伏せになっています。
何をしているのか尋ねると、「挿絵にあるごんと同じ格好をして気持ちを考えている」とのことでした。
机上で教科書を読みながら考えるだけでなく、登場人物と同じ行動をすることで気持ちを考えようとしていることになるほどと思いました。
実際に体を動かして気持ちを考えるのも一つの方法ですね。

どこまで叙述から離れていいのか

国語の授業において、毎回のように迷うのが、子どもの想像をどこまで許容するかということです。
本文のどのことばを基に考えられたものなのか。
子どもが発言しているとき、教師は本文のどこを根拠にしているのか、本文中のことばを思い浮かべながら聞くことで、「ことばの学び」を成立させられるのではないか、とも思います。

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