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読んだ本の感想「六人の嘘つきな大学生」

いつも行く本屋に行ったら一つだけ光って見える本が…
それが六人の嘘つきな大学生との出会いでした
「なんだこれ?」
心の中で言ったのか、独り言で言ったのか
作者も今まで読んだことない
でも
なんでこんなに惹かれるんだ
こんな気持ちになったことない
迷わず手に取ってレジにいきました


成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。
最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。
全員で内定を得るため、六人の学生は交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。
仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。

「勝ち残るのは一人だけ。
その一人は皆さんで決めてください」

六人はどうやって一人しか勝ちえない内定者を決めるのか
六人は一体どんな嘘をついているのか
「本当」とは「嘘」とは

密室で繰り広げられる内定を巡る攻防
次々と出てくる新たな情報
1ページめくるごとにかわる展開
これほど読む手が止まらない本も珍しい
「伏線の狙撃手」浅倉秋成が放つ傑作

どの一行も気が抜けない
「えっこれも」、「あれっここも」
全文が伏線なんじゃ無いかと思うくらい濃密なミステリーを体験できます
できることなら読む前に戻ってもう一度あの衝撃を体験したい
そのくらいの作品です

11月に映画化される前にぜひ読んでみてはいかがでしょうか
本を読むことでしか体験出来ないものが待っています
ミステリーが苦手な方にも薦めたらすぐ読めた作品です

導かれるようにこの本に出会い、気持ちの赴くままに買ってほんとうに良かった

あの時の自分を褒めてあげたい

ここまで読んでいただきありがとうございます

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