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32歳と9ヶ月
明けましておめでとうございます。(遅い)
前回の投稿から約2年も経ってしまった…なんという継続力のなさ…。
32歳と9ヶ月。もうすぐ33歳。
久しぶりに、今自分が考えていることを記録しておこうと思った。なぜなら、とても悩んでいるから。本当に本当に。たくさん悩んで、悩んだ結果の答えを出そうとしているから。
後から振り返って、もしかしたら今の決断を後悔しているかもしれない。でも記録しておくことで、「あぁ、この時こんなこと考えてんだなぁ」と見返せるように。
悩んでいるのは、子供を持つかどうか、ということ。夫婦2人で悩んで悩んで、ある結論に至ったので記録する。
もともと、私も夫くんも「絶対に子供が欲しい」というわけではなかった。どちらにも「親になりたい」という熱量はあまりなく…だから最近までほとんど妊活はせず、気づいたらお互い32歳に。
一方で、子供がいる生活、家族を作るということに興味がないわけでもなく。育児って大変そうだなぁと思いながらも、親にならないと経験できないこともあるんだろうなぁと。
周りの友人もちらほら妊活クリニックに通い始めていて、「とりあえず検査だけでも受けてみたら?」という勧めもあり、とりあえず受けてみることにした。まずは現状確認だなと。
すると、夫くんの男性不妊が発覚。私の卵巣年齢も実年齢+10歳で、卵子の数が少ないらしい…。医師からは「自然妊娠は難しいから、妊活するなら顕微授精ですね」と言われた。
そこで急に胸がざわついた。あっ、我々は自然妊娠は難しいんだと。人工的な所作を加えないと、子供ができない2人なんだと…。
なるほどなるほど。これはどうする。
どこかで「妊活すればすぐできる」と思っていたのかも。でも、そうじゃなかった。
そこから、子供をもつかどうかについて考える日々。親になることの素晴らしさを考えてみたり、チャイルドフリーであることのメリットデメリットを洗い出してみたり。顕微授精のリスクや発達障害だった場合の育児など、あれこれリサーチする日々。
家族っていいよなぁ。クリスマスに子供のためにこっそりプレゼントを買って、サンタさんになりたいなぁ。幸せの一つの形だよなぁ。
でも、人工的な所作を加えてまで、子供を産みたいのか?もともと存在しえなかった人間を、我々のエゴで世に生み出していいのか?
子供がいないと老後寂しいのかなぁ…親に孫見せられないのかぁ…。
でも子供を産んだとして、ちゃんと育てられる自信ないよなぁ…子供の将来が不安で眠れなくなりそう…
でもでも…
などなど。堂々巡りでもうわからん。
きっとどちらの選択をしても、後悔するだろうし、もう一方の選択を羨ましく思うときがあるんだろうな。
そして夫くんと話し合って、「一回だけ顕微授精をして、妊娠したら頑張る、妊娠しなかったら2人で生きていく」ということにした。どっちになっても、それが我々の運命なんだと受け入れようと。
なんとも非論理的な…
ということで、一度だけ顕微授精をすることにした。クリニックに行って、採血して、採卵して、薬飲んで、自分で注射打って、夫くんの精子を運んで、胚移植して。
そして今日、顕微授精の妊娠判定の結果、妊娠していなかった。生理も来た。
とてもとても複雑な気持ち。ちょっと悲しいような、でも、少し安心したような…。
うむ、これが我々の運命なんだな、と。
ということで、2人で生きていこう。
2人でほのぼの、のんびり、生きていこう。
将来後悔することも、折り込み済み!
世の中思い通りになることだけじゃないし、目の前にある、日々の幸せを大切にしていこう。
以上、32歳と9ヶ月の記録です。