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キャンプ初心者が真冬にキャンプをして、凍え死にしそうになりました。

昨今流行りのキャンプ。

一気に流行が爆発しましたよね。キャンプ用品を扱うメーカーは軒並み好調な業績を上げていることでしょう。

先日、下記の記事を投稿しました。夏に海でバーベキューをしたときのエピソードを書いたのですが、この記事を書いていて、このメンバーで遊んだときのまた別のエピソードを思い出したので、それを書きたいなと思います。

よろしければ下記も覗いてください!

何をしたかと言うと、題名からお察しの通り、「真冬のキャンプ」です。

15年程前、よく集まって遊ぶメンバーで、大学4回生の年末に忘年会をした時に、社会人になる前にキャンプでもしようかという話になり、真冬だけど、楽しいだろうと、キャンプ初心者が若者のよくある勢いで決まりました。

キャンプ場に電話で予約しました。その頃はまだネット予約とかではありません。

「あのー、キャンプ予約お願いしたいんですけど」

「あ、、はい、どのコテージですか?」

「いえ、コテージはいりません」

「はい?」

「テント張ってそこで寝ます」

「はい?」


当時真冬にキャンプをするような人はいなかったのか、おもいっきり「何言ってるんだ」感満載の反応をされたのを覚えています。

みんなでそれから数日で家からキャンプ用品を持ち寄り、足りないものは買い出し、当日を迎えました。

当日、昼間にキャンプ場に着いたのですが、よりによって寒い日で風も強く、テントを張るのに苦労したのを覚えています。小柄な友人が風で飛ばされそうになっていました。泣きそうになっていました。

火を起こすのも風が強くて苦労しました。暖かい格好をしてきたつもりでしたが、開始1時間で身体の芯から冷えてしまいました。

何とか昼をバーベキューで済ませたのですが、もう寒さも限界で、


「すみませーん」

「はいはい、どうされました?」

「コテージ、今日空いてますか?」

「はい?」


というわけでコテージを借りたのですが、コテージの中でも既に身体が冷え切ってしまっているので寒くて仕方がなく、結果近所のスーパー銭湯に行きました。

空腹が最大のスパイスであるように、冷え切った身体に浴びる湯は格別だったのを覚えています。誰もが芯から温まるためにサウナにも入り、熱を身体に溜め込んでいました。小柄な友人は小さな身体に人一倍熱を溜め込んでいるように感じました。

夜はコテージで寝袋で寝たのですが、やはり寒くて2人は車で寝てました。

次の日の朝は風が止み、寒いですがコーヒーを湧かしたりしてキャンプの朝感を唯一出すことができました。小柄な友人にも笑顔が見られました。

踏んだり蹴ったりなキャンプも締めくくりなので、「最後に焼きそばでも作るか!」と気合いを入れようとしたのですが、あまりにもの過酷さを物語るかのような、小柄な友人から思いがけない言葉が。



「もう、焼きそばパン買いに行こうや」



みんなで言いました。



「そうやな、コンビニ行こう」



この出来事以降みんなで集まったときはこの話で盛り上がります。

寒すぎたことと、最後は焼きそばパンで締めたことで。


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