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僕の守護霊が優秀すぎる


去年の年末、4tトラックに跳ねられてから半年以上が経った。


あと30cmずれていたら即死だったという状況を頻繁に思い出す。
というかあのときの光景がいまだにフラッシュバックする。

僕は、この4tトラック跳ねられ事件以外にも、定期的に思い出す死にかけた話が3つある。
ということは計4回死んでいてもおかしくなかった、ということになる。

僕は今28歳なので、約7年に1回死にかけているのだ。
頻度が多すぎやしないだろうか。
タチの悪い死神に絡まれている気分だ。

今日は特別に、4tトラック跳ねられ事件以外の3つの死にかけた話を紹介しようと思う。

まず1つ目、これはたしか小学校3.4年の頃。
学校帰りに友達の家に寄り、友達が自転車をとってからいっしょに僕の家へ向かっていた。
なので、友達は自転車、僕はその横で走って向かうという過酷な状況だった。

僕の家は学校から遠いのに、なぜか毎日のように友達たちは僕の家で遊んでいたので、僕はランドセルを背負いながら毎日2kmくらい走っていた。

別に学校帰りに毎日2km走っていたから死にそうだったという話ではない。
話はここから。

片側一車線の道路で、僕と自転車の友達は何故か反対車線にいた。
そして、僕の方の車線は赤信号で、車が渋滞している状態。
なので、僕は友達の元へ行こうと、止まっている車と車の合間を縫って反対車線側に行こうとした。

車線を半分に仕切る白線を走って越えたとき、右から馬鹿でかいクラクションが聞こえた。
今までくらったクラクション史上、断トツででかかった。

右を見ると、これまた馬鹿でかいトラックがこちらへ向かってきていた。
体感ではコンビニくらいでかかった。

僕は猛スピードで走り、なんとかトラックを回避した。

反対車線で合流した友達とは、なぜかお互いそのことについては一切触れなかった。
もしかしたら死んでいたかもしれないという状況が飲み込めなかったのだろう。

あのとき馬鹿でかトラックがクラクションを鳴らしていなかったら、少しでもスピードがでていたら、そう考えると恐ろしくて仕方がない。


そして2つ目。
これは19歳のとき。

雨が降りしきる中、僕は原付で学校から帰っていた。
原付を乗っている人ならわかると思うが、原付はついついスピードが出てしまう。
まだ若かった僕はこの日もビンビンのフルスロットルでぶっ飛ばしていた。

そして、片側二車線の道路を右折しようとハンドルを少し切ったとき、雨でタイヤがスリップして思いっきりこけた。
と同時に僕の体は反対車線まで投げ飛ばされた。

飛んでいったヘルメットと原付と僕の体で大きな三角形ができていたと思う。

反対車線のど真ん中まで投げ飛ばされた僕は、急いで体を起こし、急いでヘルメットと原付を回収した。

結局、左手の骨折と擦り傷だけで済んだのだが、あのときタイミング悪く反対車線に車がきていたら、一巻の終わりだったと思う。
フルスロットルで反対車線に投げ飛ばされた僕の勢いと逆行する車のスピードで、僕という球は場外まで飛ばされていただろう。


そして3つ目。
これはもう神様が助けてくれたとしか言いようがない話。

たしか小1.2のとき、僕は親戚たち大勢で海へ行った。
従兄弟と3人ではしゃぎまくった後、海の恐さをまだ知らない僕たちは、泳いで行けるとこまで行こうと、誰がどこまでいけるか勝負だ、みたいなノリで浜辺とは反対側へひたすら泳いだ。

もう余裕で足もつかなくなり、それでもまだ泳ぎを進めていると、目の前に馬鹿でかい波が現れた。
僕の体感ではコンビニよりでかかった。

その波に飲まれた僕たちは、一瞬で全員、浜辺に打ち上がっていた。

あのときの光景が忘れられない。

波に飲まれた途端、視界が青白い光に包まれた。
あんなに遠かったはずの浜辺に一瞬で辿り着いた。

そのときは「すげ〜」ぐらいにしか思っていなかったが、いま考えるとありえないというか、何か神秘的な力が働いた気がしてならない。
おそらく、まだ幼い僕たちに対して、神様が「これ以上先には行くな」と浜辺まで戻してくれたのだと思う。


このように、運とタイミングだけで4回も死を回避している僕は、きっと何かに生かされているに違いないと勝手に思っている。

僕には4回も死を回避できる実力はないので、おそらく守護霊が優秀すぎるのだと思う。

ということで、ネットで守護霊診断(動物)というものをやってみた。

すると結果は、、


蛇だった。

いやめっちゃ弱そうやん。
なんやにょろにょろりんて。

まあでもおそらく、馬鹿でかいアナコンダのような、とっても強くて肉食動物にも物怖じしない、コンビニぐらいでかい蛇に違いないだろう。

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