算数はどう伸ばす? 〜渋渋の算数対策 6年生秋〜
算数はどう伸ばす? 〜渋渋の算数対策 6年生 夏〜 の続きです。
過去問を解き始めると、またパニック期に逆戻り
難問演習に慣れてきた9月半ばから過去問演習をスタートしました。苦手単元の基礎演習、難問の解法を蓄積するトレーニングと、段階的に進めてきましたが、渋渋の問題では、これまでの弱点がばっちり露呈します。
計算問題を雑に解いていること。字が汚いこと。途中式が抜けたりぐちゃぐちゃに書いていたり。最初の小問集合からボロボロです。
そして、大問3と4の難問ではまたパニック起こしてます。というか、大問1の小問集合からパニック起こしまくりです。
算数は断然朝解くのがいい
難問に取り組むのは、たいてい疲れていない朝イチ、計算問題のアイドリング後に3題ほど解いてました。
過去問を解くと、さらに苦手な単元が洗い出されます。ダイヤグラム、規則性、立体図形、図形の回転などが長男の苦手で、こちらは先生がさまざまな学校の過去問を集めた銀本から抜粋した単元別問題集を作ってくれました。
過去問を3年分ほどしたら、単元強化
過去問を3年分ほど解いても、もちろん合格者最低点に全く届かずです。。理科も全く届かず。。。
特に模試で得点源だった算数が過去問では散々なので、コツコツ計算問題を毎日必ずやりながら、苦手単元の演習を繰り返して、先生特製問題集を1巡する。でも、分からないから自習室で先生を捕まえて分からない部分の解き方や、もっと効率よく解く方法をしっかり聞き込みます。
もう、追っかけのように、塾の終わりの時間に残って質問攻撃です。うちの塾は、いつまでも何問でも教えてくれる熱心な先生が数名いて、ここでだいぶ成長できたよう。本人もどんどん解き方のコツを習得していきました。
苦手単元問題集が1つ終わると、次の苦手単元の問題集をまた作ってくれて、また、余裕があったらこれもやってね!と、他にも長男の少し苦手そうな、規則性の問題や社会の地図の読み解きの問題集など、先生の方からどんどんお土産をくださいました。
計算問題が相変わらずダメな時の策
計算問題の途中式が、相変わらずきちんと書けない...そんな相談を電話ですると、計算問題の途中式を書いたノートをチェックしてくださると言ってくださいました。数日分チェックしてもらい、ここの式は省略しない!ここは揃えてキレイに!など、アドバイスを書いて戻してくれました。
これで途中式の書き方も修正していき、小問集合の6問めの途中式のコツを掴んでいきました。
そんな演習を続けるうちに、10月の月イチのアタックテストで、渋渋学校別講座を受けられる偏差値基準をクリアでき、5回めからやっと講座に参加できるようになりました。
やっと渋渋講座デビュー
ここでくれた先生手作り問題集が、小問集合の問題集で、SKGs(渋谷教育学園合格のための〜持続可能な問題集?)と名付けてくれたもの。
これを受け取った時の長男が、本当に嬉しそうでした。11月から毎日コツコツ朝1ページずつ進めていきます。バツは、1ページにつき1つか2つまで。だんだん難しくなるようにできていて、10ページ目くらいから、だんだん2問、3問と間違えるようになっていたので、12ページ目で一旦やめて、分からない問題の解き方は先生に確認し、最初にコピーしておいたものに戻って、また初めからやり直し始めました。すると、10ページ目を過ぎてもバツは1つ以内で進んでいくことができました。
終わる頃の12月に、2冊目のSKGsをまたいただくことができました。
10月後半からまた過去問スタート
9月から過去問を始め、渋渋3年分、2回ずつの6回くらいで一旦やめて、算数の苦手単元の強化をすすめつつ、第二志望、第三志望の過去問もそれぞれ2年分ずつやりました。
第二志望はほぼ合格者最低点をクリア。1回分だけ数点足りなかったものの、ま、大丈夫かな?という手答えです。第三志望は全て、合格者平均以上を取れていたので、もう第二志望以下の対策はしなくて大丈夫な感じでした。
ここからはもう第一志望に向けて、まっしぐらに毎週2回分ずつ過去問を解き、分からない問題は先生に聞いて、SKGsを毎朝時間を計って解き、間違えた問題を復習するの繰り返しです。
算数は、悪いと18点、良いと56点、平均30点台でしたが、次第にばらつきがなくなり、60点台も増えてきました。
算数好きでよかった!
算数が得意と思っていたものの、全然得点できない過去問の様子を見て、私だけが絶望してましたが、本人は算数の問題を解くのは楽しくて好き。と、意欲的に問題を受け取ってくれます。先生が作ってくれた問題集も、凄い面白い問題ばかりなんだよ!と、楽しそうです。
すごいなぁ。。嫌じゃないんだ...と、我が子ながら尊敬しました。点数取れなくても楽しめる。それって凄いことなんじゃないかと。そして先生から解き方を聞くと、またすごい技を習得できた!と嬉しそうに、その解き方を私に説明してくれますが、私は全く分かりません。分かった風に聞いてましたが...
先生の指導と声かけの素晴らしさ
長男が言うには、先生の教え方とか、話し方がどんどん変わってきたのが嬉しかった!と。最初は先生として先生の口調で教えてくれるんだけど、何問か質問するうちに、ここまで分かったんだ?こう解き始めたんだね?いいねいいね!先生はこう解いたけど、〇〇くんの解き方の方が最初のところは速く解けるね!など、だんだん対等な感じで相談に乗ってくれるお兄さんの雰囲気になってきたと話してました。
そして、この問題はどう考えても、解けない...という相談をして、もしこういう問題ならこう解けるんだけど...と、先生に聞くと、なんと、問題自体にミスがあったそう。そして、それを見つけることができた長男をベタ褒めしてくれました。
その件は、私にも電話で先生が報告してくださいました。その時に、長男は先生に認めてもらえた気がして、ものすごーく嬉しかったようでした。それがまたモチベーションに繋がり、先生への質問の仕方もどんどんレベルアップしていったそうです。
最終的には、先生というより、一緒に問題を解く仲間みたいな感じで先生と話しができたのが、とても誇らしく、嬉しく、算数が楽しかったと話していました。
算数はどう伸ばす? 〜渋渋の算数対策 6年生 冬〜 へ続きます