【MUP WEEK32~株式投資②~】
本日は前回に引き続き株式投資についてアウトプットしていきたいと思います。
前回は株式会社とはということをお伝えしました。
今回は株式投資をどのようにしていけばいいのかという準備段階についてやっていきます。
株式投資をする上で3つ大切なことがあります。
◆情報
◆タイミング
◆方法
これを抑えておかないと株式投資はうまくいきません。
1.情報
では、株式投資をする上でのどのような情報が必要になるのか?
それが3つあります。
◆市場
今後伸びる市場なのか
◆行動
市場獲得のためにどんな行動(事業・投資)をしてるか
◆数字
その行動を数値化した時に伸び代があるのか
これらの情報は大抵、IRやニュースを見れば把握できます。
しかし、これらを理解せずにやっていると知識がある人たちの財布になってしまいます。
そうならないためにも学んでいきましょう。
では、ニュースとIRなどをどうリンクさせてみていけばいいのか。
ほとんどの人はニュースを見るだけで終わっています。
だからこそチャンスなんです。
そのニュースを自分なりに調査して他の企業も調べたりする。
そこから財務スキルを使って調べていく。
財務スキルについても以前の章にありますので、参考にしてみてください。
この一連の流れは株式投資をやる上で勝つ可能性を上げます。
企業の経営状態や投資状況を把握することで、未来の方針が把握しやすくなります。
株というのは10秒後に下がる可能性もあれば、上がる可能性もあります。
長期的なビジョンで見ておけば、短中期的にも上がる確率が高いという小さい指標ができるようになります。
そうすることで「買い」を入れることができます。
そういった情報はどこで公開されているのか?
全て株式チャートに載っています。
本日は株価のチャートの細かい部分を読めるようにしていきます!
2.チャートの理解
以下の5つの言葉を覚えてください!
◆EPS(Earning Per Share)
1株あたり純利益
◆PER(Price Earning Ratio)
株価収益率
◆BPS(Book-value Per Share)
1株当たり純資産
◆PBR(Price Book-value Ratio)
資産対株価の正当性指標
◆ROE(Return On Equity)
自己資本利益率
これだけだとなんのこっちゃという方もいるかと思いますので、細く見ていきます!
株主の思考は企業が100億円儲かった場合、1株あたりいくら儲かったかという思考にしてください。
例
発行株式数100株
1株あたり1億儲った!
◆利益と資産について
売上:100万
コスト:30万
利益:70万
(税金については抜きで考えてます)
翌期 資産70万
EPS=1株当たり純利益
PER=株価収益率
👉会社が生み出す利益に対して、今の株価が買時なのかどうなのか。
PBS=1株当たり純資産
PBR=資産対株価の正当性指標
👉会社が持ってる資産に対して今の株価が買時なのかどうなのか。
◆EPS(Earning Per Share)
1株あたり純利益
純利益/発行済株数
純利益が1000万円
発行済み株式数が10万株
EPS=1000万円➗10万株=100円
この会社の利益は1株当たりだと100円
株式会社の利益は本来全て株主に回るべきお金
しかし、そうなると会社にお金が貯まりません。
1株配当 12円
EPS(予想)20円
20円ー12円=8円は会社に利益を残す計算となります。
◆PER(Price Earning Ratio)
株価収益率
株価は実績もそうだが期待値も大きく関わります。
PERというのは期待と実績の差を表している数字です。
EPS=100円
株価=2000円
PER=20倍
差の1900円は期待値となります。
投資した資金の回収に20年かかるということです。
PERは高いほど色々な投資家が期待しているということです。
◆BPS(Book-value Per Share)
1株当たり純資産
この企業が1万株発行していた場合
1株あたり1万円
企業が倒産した場合100株所有していた場合か株主には100万円入ります。
BPS(一株あたりの資産)が高い=企業の安定性が高い
大規模な天災や景気下落、為替変動によるコスト増大発生!
会社には倒産の危機が常にあります。
資産の割合が少ないと会社が潰れやすい。
純資産は企業のBSに書かれています。
この時の1株当たりいくらで支えてるのかというのがBPS
BPSが150円のとき株価300円で購入する場合のリスクは?
潰れた場合150円しか戻ってこない為、300円で購入したら150円損をします。
このようにBPSは見ていきます。
◆PBR(Price Book-value Ratio)
資産対株価の正当性指標
PBR=一株あたりの純資産に対しての、株価の正当性を測る指標
例
BPS1万円
株価2万円⇒PBR 2倍 通常
株価1万円⇒PBR 1倍 定価
株価5千円⇒PBR 0.5倍 買い時!?
👉2つのパターンが予想されます。
①赤字だから資産減ってるやん! 来年赤字だろどーせ! 赤字落市場
下がり続けるリスクあり
②他社でいい案件出た!そっちに回そう! 全体的に不景気だ!全部引き上げよう! 他社IPO 全体暴落
上がる可能性が高い
◆PBR 1倍未満の株を見つけたらチャンス
◆株価がPBR1倍近辺まで下がってきたらチャンス
株は大暴落の時が1番チャンスです。
◆ROE(Return On Equity)
自己資本利益率
投資したお金の使い方がうまい企業とそうでない企業を見極めることができます。
以下の2社でどちらがうまく活用できていると思いますか?
正解はA社です。
A社は10億円の資本で2億円を生んでいますが、B社は40億円の資本で2億円だけです。
これで5つの項目は理解できましたね?
これを学んで株式投資を行ってみてください!
3.リスク把握
これまででお伝えしたことを鵜呑みにするだけではダメです!
黒字倒産・粉飾決算など会社のリスクはCFで見極めるべし!!
本業でのCFをしっかり見ることが重要です。
投資先は必ず営業CFで見ることを推奨します。
投資CFはマイナスが良いという訳ではない。
財務CFは調達することが良いことではない
儲かる会社を見つけるよりは、まずは現状リスクがないかを見つけてください。
自己資本比率
これが50%以上=倒産リスク少
不動産は10%程度のため業界にもよります。
このようにリスクを把握した上で購入することをおすすめします。
本日はこれで以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Ke1ta