事業計画発表会を終えて…
こんにちは!あいでんです。
本日はついに事業計画発表会でした。
今回はそのことについてお話をしていこうと思います。
▷はじめに
もうここまできてしまったかという印象。
プレ事業計画発表会を受けてのnoteも書きましたが、それがちょうど3週間前だというのですから時の早さを痛感させられます。
事業計画発表会は一つの大きな節目になると個人的には思っていて、(外部の方に投資をしてもらうことで)この日を境に”自分たちだけの会社”から”みんなの会社”になるわけですし、利害関係者に対するいろんな責任というものが生じるようになります。
先生方もパブリックカンパニーとかアカウンタビリティという言葉を用いてそのことに対しては言及をされていました。
それが創Pの重要なポイントでもあります。事象としては「文化祭で会社ごっこをしている」という風に捉えられてもおかしくはありませんがその中身はそうではないと。「会社の設立から解散までの一連のプロセス」を体感(勉強)しているわけですからね。
実際に会社を経営されている方(それに近しいポジションにあられる方)からのフィードバックがあるというのもこれまたいいところでして、それによっていろんなことをそれぞれが感じると思うんです。
個人としても、会社組織としても、ゼミとしても。
それくらいの重要なファクターになりうるのがこの事業計画発表会。
さあ、みんなはそれぞれ何を感じたのだろうか…。
▷各社のプレゼンを受けて
各社への感想は諸事情により避けるとして、全体的に感じたことは、なかなか仕上げてきてるんじゃないかなと。もちろんこれからまだまだ詰めていくことにはなるでしょうが、なかなか面白いんじゃないのと。
プロの方々からすれば粗をあげればキリがないんでしょうが去年の自分たちと比べるとよく考えてきてるなと思いました。
ただ、今年は引いてみているから気づけたのか(創Pに関わるのは)3年目だから気づけたのかはよくわかりませんが、戦略っちゅう戦略はあまりなかったように思えるし、「本当にその数値は実現可能なのか」ということへの説明はあまりないように感じました。極めて重要な要素であるにも関わらず、です。
これは昨年に私が投資家の方々や先生方から口が酸っぱくなるほど言われたことなので今回はそればっかりを追っていました。どれくらい考えてきてるのだろうかと。
製品がこれくらい安定してどれくらい作れますという前提があって、こういう戦略(仮説段階)で製品を販売していきますという計画があって、その仮説が立証されればこれくらいの利益が見込まれますよという結果がある。
どれが欠けていてもお話としてはおかしくなりますからコンテキストという意味でも重要だと思います。
とある投資家の方が講評の際に「組織として臨もうとしているか否かという姿勢が質疑応答に出ていた」ということを仰っていましたが同様のことを感じていて、他には資料にそれが出ていたんじゃないかなと。
例えば、話の流れに沿って手元にある資料が作られていない(行ったり来たりしないといけない)とか、聞く側からしたら必要な内容が記載されていないとか(パワポで完結している?)、資料の下にページ番号を振ってないとか。
口うるさいおっさんだと思われるかもしれませんがそういう細部にこだわることができている会社組織はとても強い。だし、出るんですよね、本当に、大事なところで、明確に。
相手の立場に立って考えるとか、細かいところまで詰めに詰めるということができますから、そういうところで大きな差は生まれると思っています。そういう先輩方がいらっしゃったのでよくわかります。
まさに「神は細部に宿る」なんていう言葉そのものだなと感じました。
これから本番まで約2週間弱。各社どこまで詰めて当日に臨めるかが楽しみです。
▷実際に投資家を経験してみて
前回も書いたような気がしますが会社組織の人間として臨む事業計画発表会と投資家として臨む事業計画発表会は全然違いました。見え方も聞き方も感じ方も。
社会人の先輩方は当然ながらコメント力が優れているなと感じました。見ているとこともアイデアもそれを言語化する力も違うなと。
そういう見方や考え方もあるのかとそれだけで勉強になりました。
少し話はそれますが、質疑応答を見ていて「質問に対してちゃんと返答ができているか」はかなり気になりました。去年の自分もこんな感じだったんだろうなって。
それは準備の部分でも生まれる差だろうし、個々人の能力にも依存するんだろうけど、これがちゃんとできている会社(それが当たり前なんだけど)は強いですよね。
おそらく先述の「神は細部に宿る」という話と同じだと思います。
で、いざ投資するとなると意思決定が非常に難しい。
アイデア性か安定性か。商品力か販売力か。推定のインカムゲイン(創Pだとキャピタルゲインになるのか?)なのか実現できそうな度合いの高さなのか。成熟度なのか成長度なのか(何で測るかは見逃してください)。
特に学生ファンドは他のゼミ生の意見も考慮しないといけないので、その判断基準を明確にしないと意思決定ができない。
またまた話はそれるけど、逆に言えばそういうものを魅せることが本来であれば組織成員側は求めれているということでもあるし、そういう視点を持てるようなることが極めて重要であるということを痛感しました。
なんか学年を経るごとに徐々に視座上げさせられているようなそんな気持ち。
「投資させることも勉強なので」とボソッとT先生は仰っていましたが、おそらくそれ自体が重要なのではなく、そのために必要でかつ足りていない色んなものを気づかさせることが目的なのかなとか考えてました。
どうなんでしょう(笑)。
結論的に言えば、投資家ってすげえ難しいけど、すげえ面白え(小並感)。
▷おわりに
まだまだ話したいことは山ほどあるのですが長くなりすぎたのでここらで終わりということにしたいと思います。
1年目と2年目と3年目の創Pは求められていることが全く違うなと感じました。もちろん知識や経験的な量や、組織成員と投資家という感じにそれぞれ違いがあるので当然なんですが、だからこそ面白いなと。
なんか今はずっと森を見させられている感覚。だけどそこから(今年の会社経営が)どういう木かを理解できるようになりなさい的な。
そして、自分たちはどういう木だったかをもっかい振り返りなさいみたいな。そういうことが求められているような気がしています。個人の勝手な解釈ですがそういう感覚があります。
今日は今感じていることを雑多に書きましたが、ちゃんと自分の中で振り返りをせねばと思いました。
なんだろうね、今のこの感覚は。いろんなものが混ざっている感じです。いろんなものが。
それはさておき、本番までもう約2週間。ここからもう一踏ん張りできたところはとても伸びうると思います。いろんな意味で。だから頑張って欲しい。
本番をとても楽しみにしております。
それでは、また次回!