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税理士試験合格への道しるべ:効率的な勉強法と合格体験記

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税理士試験合格への最短距離!合格者のリアルな勉強法を公開 税理士試験は合格率が難関として知られており、合格には綿密な計画と効率的な勉強方法が必須です。しかし、膨大な学習範囲と複雑…
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2024年8月の記事一覧

税理士試験 所得税法 講評と今後の対策

2024年度の税理士試験所得税法は、理論問題と計算問題の両面で受験生の力量が試されるものでした。今年度の試験内容を振り返り、今後の勉強方針について解説します。 理論問題の評価と対策 今年の理論問題は、基本的な問題ばかりで構成されており、言い換えれば、基礎的な理論をしっかり覚えているかどうかで合否が大きく分かれた試験だったと言えます。理論のボーダーラインは40点であり、基礎的な理論を暗記していなければ、その時点で不合格が確定してしまいます。どれだけ計算が得意であっても、理論

2024年度 税理士試験 法人税法 講評

2024年度の税理士試験、法人税法の試験は、受験生にとって非常に重要なターニングポイントとなる内容でした。今年の試験を振り返り、今後の勉強方針についてお伝えします。 計算問題の重要性 本年度の法人税法の計算問題は、基本的な論点が多数含まれており、受験生にとっては合否を左右する大きな要素となりました。これらの計算問題に十分な時間をかけて正確に解答できたかどうかが、合格の鍵となります。計算問題は理論を実践に応用する力を試されるものであり、日頃から計算テキストの例題をしっかりと

2024年度 税理士試験 簿記論 講評

2024年度の税理士試験簿記論は、例年に比べて実務に直結した内容が多く、特に第三問が合否を分ける重要なポイントとなりました。ここでは、試験の振り返りと今後の勉強方針についてお話しします。 第三問の重要性 今年度の簿記論試験の第三問は、基本的な論点が多数含まれる総合問題でした。決算整理前残高試算表から決算整理後残高試算表を作成するという、簿記論の集大成ともいえる問題です。この問題では、現金・預金の残高調整や外貨建取引、減価償却費、貸倒引当金、賞与引当金など、多岐にわたる項目