私の乳がん治療はこうだった【後編】
乳がん治療は人それぞれ。
人によってタイプも違えば、治療法も違う。
私の場合はこうだった。
後編はホルモン治療と放射線治療についてです。
私の経験が、誰かの道のりを見通す材料になればいいなと思います!
前編はこちら👇
③ホルモン治療
私のがんは女性ホルモンによって大きくなるタイプだったので、タモキシフェンという抗女性ホルモン剤を飲むことになった。
最初タモキシフェン(ジェネリック)を飲んでいたのだけど、これがまた私のアレルゲンを含んでいたようで、膝の裏とかお腹が痒くなってしまった。何年も飲み続けなければいけない薬なのに、アレルギーなんて最悪だ!
先生に相談して、一か八かでノルバデックス(先発薬)にしたら痒みがおさまった。
「やりようはあるから心配しないで」と先生は言ってくれた。
さらに、生理を止める注射を使う。
更年期が一気に来るから、イライラしたり体調が悪くなる人もいると言われたけど、私は生理があった時より体調が良くなった。
鎮痛剤を飲まずに重い生理痛に耐えることから解放されて、むしろ私はハッピーだ。
そういう場合もある。
辛い更年期症状が出た場合でも、ちゃんとそれに対処できる治療があると先生は言っていた。
④放射線治療
リンパへの微小転移があった私は、放射線治療を受けるかどうか自分の判断で決めることができた。
私は即座に受けますと言った。
がん細胞は絶対に許さない。
放射線治療は平日毎日決まった時間に行かなくてはならない。
私は1時間かけて電車で病院に行っていたので、最初のうちは結構大変だった。
でも、そのスケジュールが私を「病人」から「病み上がりの普通の人」に戻してくれた気がする。
ある意味、世界に戻るためのリハビリになったのだ。
せっかくの時間だから本に触れようと思ってAudibleを聴き始めたら、移動時間が楽しくなって、1ヶ月半、平日毎日楽しんで通うことができた。
心にとっても体にとっても、とても有意義なリハビリの時間だった。
「これで治療は終了です」
この言葉を聞けた時、まだ半信半疑だった。
でも、病院で忙しかった日々は穏やかになっていって、
昨日も、今日も、普通の日が続いている。
ああ、そうだ、終わったんだ。
そう思えるようになったのは、本当につい最近のこと。
だけど、絶対に油断しない。
経過観察は10年続く。
よく注意しながら、大切に生きよう。
乳がんが発覚してから、ここまで、8ヶ月の出来事。
これから戦う方、経過観察している方、
仲間たち、みんな一緒に頑張ろう!!
乳がん体験記の始まりはこちらです👇
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