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脳について学ぼう④『自分の体を知るための3つの感覚 ~後編~ 』

こんにちは!

本日は、脳を学ぼうシリーズの第4弾です。

2週間ごとに1記事をアップしてかれこれ2ヶ月が経過しました、
僕の興味がある機能神経学の内容を簡単に噛み砕くことをテーマに書いてきました!

前回までの3記事で『脳って面白い!』って思ってもらえて、少しでも参考になれるような記事が書けていたら嬉しいな!と思います!

※3記事をまだ見ていない!って方は、読んでいただけると嬉しいです!

そんな本日もしっかり脳について書いていきますので最後まで宜しくお願い致します!


本日学べること

①適切なインプットの重要性
②体性感覚、前庭器官について
③3つの感覚が自分の体を知るために必要

この3つについて学べますので楽しんでいってください!


適切なインプットとは

適切なインプットの話をする前に前回までの内容を踏まえて少しおさらいしておきましょう。

▷ インプット = 脳に入ってくる情報
▷ アウトプット = 情報を元に体に現れる反応

このようにインプットとアウトプットは分けられます。
そして何よりも脳という場所は、かなり繊細な場所で受け取った情報(インプット)の内容や質にかなり影響を受けます。

歩こうとしている道が、しっかり舗装されてすごく平らでキレイな道だったら足元に警戒しなくても安全に進んでいけますが、歩こうとしている道が凸凹で踏み違えたら捻挫しそうな危ない道だったら安全に歩くためにしっかり足元を警戒しながら歩くことになります。

想像しただけでも、大変なのがわかりますよね!

このようなことが日常生活でたくさん起きていて、その度に情報を受け取り体を守ることを第一優先にして、生活しています!

なので

▷ 良い情報が脳に入ってくる → いい反応を起こす。
▶︎ 悪い情報が脳に入ってくる → 悪い反応を起こす。

このようになります。

ここで言う悪い反応というのは、以下があげられます。
・力が抜けない
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・眠れない
・食欲が湧かない
・何もしたくない

もし、今ご自身の身にこのような反応(不調)が起きているのであれば、それはきっと悪い情報を受け取ったことによる反応が起きている。ということになります!

自分の不調の原因にどのような悪い情報が関わっているのかを見つけて、その原因を改善していくことが、不調改善になっていきます!

そして、悪い情報を見つけるために重要になるポイントとして前回も触れましたが、”視覚””前庭””体性感覚”の3つが挙げられます。

※前回視覚について書きましたので、こちらを読んで見てください!

今回は、残り2つの”前庭””体性感覚”について書いていきます!


前庭器官とは

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では、ここから前庭について書いていきたいと思います。

さっきから、前庭、前庭、前庭とか言ってしまっていましたが、いきなり前庭って言われてもわからないですよね。。

前庭を簡単に表すと、
”耳の中にある、移動した時にどこにいるかを教えてくれる器官”です!

要するに僕らが
・前に進んでいる
・上下に動いている
・止まった
・回っている

などなどの情報を僕らの体がどこかに”移動した時”にこの場所が働いて上記のような情報を教えてくれます。

この機能があるからこそ僕らが普段

▷ どこに向かっているのか?
▷ どこが上なのか?

この機能が自分がどこにいるのかを把握させてくれるおかげで、普段特に意識しなくても転ばずに歩くことができて、どこにいるのか迷子にならずに済んでいるのです!

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このすごーくありがたい機能は無意識に行ってくれている機能なので、自分で「今日もしっかり前庭が働いてくれているな!」って感じられないんですね。

つまり、”機能が低下していても気づかない”ということが起こってくるのです。

脳はすごく賢いので、仮に前庭が機能低下を起こしても他の部分でカバーしてしまうため、結果として前庭が機能低下していることを隠してしまうのです。

そして、その状態が1週間や1ヶ月続くとどうなると思いますか?

その人にとって前庭が機能低下していることが当たり前のことになってしまい、”バランスが取れないこと””自分がどこにいるのかわからなくなる”ことが普通ではないという認識がなくなってしまうのです。

前庭の機能低下を起こしていると以下のような反応が起きてきます。
▶︎バランスが取れない
▶︎自分がどこにいるのかわからなくなる
▶︎乗り物酔いをする
▶︎感情のコントロールができない
▶︎すぐに気分が悪くなる
▶︎足の怪我が多くなる(足底筋膜炎、シンスプリントなど)
▶︎腰痛や肩こり
▶︎姿勢が悪くなる
▶︎歩き方が変

前庭が機能低下を起こすことによる障害はかなり多いですね💦

ここで理解して欲しいことは、この全ての反応が起きるんだ!ということでなく、普段意識しないところにこんなに素晴らしい機能があるんだ!ってことをなんとなくご理解いただけたら十分です!

この中で、馴染み深いものとしては『肩こり、腰痛』『車酔い』でしょうか!

意外かもしれませんが、この症状って自分は昔からこうなんだ!って思っている当たり前にことかもしれませんが、そこに前庭の機能低下によって自分がどこにいるのかを把握できていない可能性があるんです!

それくらい前庭って重要なんです!

※一気に、どんようなチェックをして、どのようなアプローチをすれば改善するのかをお伝えしたいところですが、それを書いてしまうとかなり長くなってしまうため、また別記事にて解説させていただきます!


体性感覚とは

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ここからは体性感覚について書いていきたいと思います!

こちらもいきなり”体性感覚”とゴリゴリの専門用語を出してしまいすいません。。

体性感覚を簡単に表すと
”自分が自分であることをしっかり理解できる”ことです!

かなりざっくりした言い回しになってしまいましたが、

要するに
日常生活や運動をしている時に必ず自分の体を使います。
その時に、”自分の足や手などがどこにあるのかがわからない””どうやって動かしたらいいのかわからない”といった状態になってしまうと、自分の体を扱えないので運動どころか、日常生活を送ることもできないですよね。

こうならないように、この体性感覚というのが重要になってきます!

以下のような情報を受け取ることで働きます。

▷ 皮膚からの情報 → 自分が何に触れて、何を感じるのか
▷ 筋肉や関節からの情報 → 自分がどのような動きをしているのか

以上の情報を受け取ることで
『自分が何をしているのか、自分がどのように体を使っているのか』を理解しています!

これは、先程の前庭とは違い機能低下を起こしているとすぐにわかります。

▶︎最近バランスが悪くなった
▶︎すごく力が入る
▶︎足にしっかり乗れている感じがしない
▶︎触られているのに触られている感じがしない
▶︎熱いや冷たいが感じにくい
▶︎足つぼがめちゃくちゃ痛い

などなど、
このような反応が出るのですぐに『前と違う?』って理解することができるので比較的簡単に対処することができます!

ただ、すぐに崩れやすい感覚でもあるので、万が一気づかないで放っておくと体は悪い状態で使われ続けるためかなり固まってしまいます。
こうなると、改善するにはかなり時間がかかるので厄介です!

※一気に、どんようなチェックをして、どのようなアプローチをすれば改善するのかをお伝えしたいところですが、それを書いてしまうとかなり長くなってしまうため、また別記事にて解説させていただきます!


3つの感覚が重要

以上、前回までの記事と合わせて”視覚”と”前庭”と”体性感覚”について書いていきました。

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これら3つの感覚は、しっかり自分の体を把握することで、日常生活のクオリティを向上させてくれるばかりか、不調や痛みといったネガティブなものから解放してくれるのですごく重要な機能になってきます!

▷ 視覚:しっかり見えることで安全を確保する
▷ 前庭:自分の動きを把握することで安全を確保する
▷ 体性感覚:自分の体を理解することで安全を確保する

このシリーズの最初にも書きましたが、脳にとって1番優先すべきこととしては、『生き残ること』なんです。

しっかり、安全を確保できた上でパフォーマンスなどの+αを獲得することができるので、まずは自分の体を正確に把握して安全を確保できる状態にしておくことが大事になってきます。


次回予告

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

脳を学ぼうシリーズは今回で終了します。

次回からは、栄養シリーズを全4回シリーズで書いていきたいと思いますので是非是非読んでいただけたら嬉しいです!

第1弾となる次回は、『不調の原因は低血糖かも?』というテーマで書いていきたいと思いますので次回も宜しくお願いします!


では、また!

Saito Kaede

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