理解を求める前に『共感』しよう
おはようございます。
本日は、子供たちに対して何かを"教える" "伝える"時に、まずは伝えたい!という気持ちを前面に出すのではなく共感することができていますか?と言うお話をしていきたいと思います。
⚠️本日の内容に関しては指導方針であったり教育方針に何かをアドバイスすると言うよりも、最近僕が意識してやっていることを共有させていただき指導などの際に「そういうこともあるんだな」とヒントとして捉えていただければ幸いです!
スポーツの現場だけではないのですが、自分の考えていることや教えたいと思っていることを相手に伝えることはすごく難しい課題の1つだと感じています。
見ている感じできているから、しっかり伝わっているとは限りません。
たいてい、1時間後に説明させると半分以上何をしているかわからないけどとりあえずやっていたと言う子が多いです。(僕の経験談)
そして、後日聞くとポイントも何も覚えていないというのがほとんどです。
こうなるとよくあるのが、「なんでわかってないんだ」、「ちゃんと聞いているのか」、「集中しろよ」と言う言葉が飛んでいくと思います!
ただ、これに関しては子供が悪い、大人が悪いとどちらかに問題があるのではなくお互いの認識のズレから来るものだと思います。
指導者側:”理解してもらう環境作り”
子供達側:”理解しようとする心構え”
両者の準備ができていないとうまくいかないと思っています!
野球を例えにしてみますね。
情報を伝える=キャッチボール
うまく伝えられていない状態というのは、指導者側はグローブを手にはめてボールを投げようとしている状態ですが、子供達側は、まだグローブを手にはめていないのでボールが飛んでくるのに対してあたふたしている状態です。この状態だとキャッチすることができないのでボールはどっかに飛んでいきます。
ここで、なんでキャッチしないんだ!!と言ってもできるはずないですよね!
ただ一方的にボールを投げつけている状態なのでうまくいきません。
これは、情報を伝えたのに子供達側が理解していない状態と同じことだと思います。
要は、情報を受け取る準備ができていないので受け取れないだけです。
お互いの準備に誤差が生じてしまうからうまくいかないだけなので、誤差をなくすように相手の状態を理解する必要があります。
ここで必要になるのが、『共感力』です。
では、『共感』とはどういう意味なのかをおさらいしておきましょう。
共感=相手の立場になり”感情”や”考え”などがどのような状態なのかを理解することです。
ということは、自分の中で相手を見る余裕と相手のことをよく知ることが大事になってきます。
では、僕が実際に手応えを感じているアプローチを2つ紹介していきます。
①コミュニケーションをしっかり取る
当たり前すぎて、逆にびっくりさせてしまったと思います笑
ただ、ポイントに置いている部分がありまして、コミュニケーションというと会話をしてお互いを知るようにしていくと思います。もちろんこれは大前提でやっていますが、プラスして会話の中で子供達の視線がぶれる回数を見るようにしています。
視線がぶれる→注意が他に向いている→準備ができていない
この状態では、うまくいきませんので、会話の中でどれくらいの時間話し、どんな話方で接すればキャッチボールできる状態になるのかを確認して、それを元に情報を伝えるようにしています。これはほんと最近始めたので、情報が完全にまとまっているわけではないので「これだ!!」というものはないのですが、うまくハマればなかなか面白い反応が起きるので良いアプローチになっていくなと感じています!
しっかり子供達と話すことで子供達もこちらの話を聞く気になるので侮れないです!
②自分が『気持ちだけ子供になって』その情報を受け取ったらどう感じるかを考える。
これは、完全に相手の立場になって考えるということです。
伝える側と言うのはその情報に触れていて理解しているので、伝える言葉やタイミングが不十分なことに気づかず「伝わるだろう」と考えてしまいがちです。
ただ、ほんとに初めての情報であったり理解が難しいような情報と言うのは相手が少しでも理解できないと感じた時点で情報をシャットアウトしてしまうので伝えるタイミングであったり言葉遣いっていうのがすごく重要になってきます。
そういう意味でも自分が受け取る子供だったらと考えてみることで、必要な情報を付け加えたり、理解しやすいように変換したりすることができるので、より子供達とキャッチボールをしやすくなる状態になると思います!
自分が思っているよりもさらにさらに簡単にする必要があるのでなかなか難しいですが、聞き耳を持つ、持たないがすごくはっきりわかるので試してみて欲しいです笑
この2つのテクニックをすることにより、お互い共感することができる思っています!
指導者側:”理解してもらう環境作り” テクニック②
子供達側:”理解しようとする心構え” テクニック①
2つの条件をクリアすることができ、伝えやすい状態にできると思います!
まとめると、
何かを伝えるとき、と言うのは、お互いが共感する必要があります。
そのためそのためにも、しっかりコミニケーションを取ることと自分がその立場だったらその言葉を理解できるかこの2つの側面を意識して言葉を伝えるようにすることが理解してもらうのに重要だと思います。
僕自身もまだまだどのように伝えるのが1番いいのかと言うのはわかっておりませんが、相手に共感をするということを意識することで言葉のチョイスであったり伝え方っていうのが変化して少しずつ伝えられるようになってきていると感じていますので、1つの方法として、ぜひやってみてください。
最後まで本読んでいただきありがとうございました。
では本日も頑張っていきましょう!!
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Saito Kaede
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