2022-23年シーズンの振り返り
こんにちは!
久しぶりの更新になりました!
シーズンが終わり少し時間が経ってしまいましたが、今シーズンの振り返りを僕目線からしていきたいと思います!
率直にシーズン開始時点からとにかく大きな変化があったシーズンでした!
昨シーズンから残ったスタッフは、僕とまいさんのみ。。
スタッフが大きく変わってどうなるのか、、、と思ってたシーズン。
そんな今シーズンを振り返っていきます!
それではいきましょう!
【変化と文化構築】
スタッフの大幅変化
2021-22seasonのシーズン終わりに衝撃的なニュースが流れましたね。
このニュースには多くの方がびっくりしたと思います。
数々の千葉ジェッツの歴史と文化を作ってきたスタッフの方々が移籍することになり、2021-22seasonから残るスタッフは、僕とまいさんのみという状況。
加えて、優勝したシーズンから残っているスタッフは僕だけ。
(当時はユースと兼任だったのでフルでチームに帯同していたわけではありませんが)
このことから2022-23seasonのスタッフ体制は大幅変更で、新たな体制で新たな文化を構築することが求められるシーズンになりました。
新たに加入するスタッフに関しては、名前は聞いていましたが、実際に会うまではどんな人達なのかわからないので、本当にどんなシーズンになるのかかなり不安だったのは今でも鮮明に覚えています。
ただ、
その不安も7月の最初のMTGで顔合わせし、方向性を決め、皆さんの人柄を知れたことで一気に晴れたことで一気にシーズンが”楽しみ”に変わりました!
そのくらい素晴らしい方々が千葉ジェッツに加入して来てくれました!
パフォーマンスチームとして
今シーズンのスタッフ体制の変化に伴い大きく3つの分野に分かれてそれぞれの強みを発揮し、チームの勝利&選手の成長のサポートを行なっていました。
それぞれの役割についてはざっと下記のイメージです。
コーチ:勝利のために自チームの強化&相手チームの分析する
マネジメント:チームがうまく機能するように準備や手配など多岐にわたる業務を担う
パフォーマンス:選手が最高の状態で試合に臨めるように調整する
それぞれの分野の責任はあるものの、最大の目的である
『勝利&チームのために』を共通認識として力を合わせ活動しています。
僕自身はアスレティックトレーナーという役職のため、この中の”パフォーマンスチーム”に属しています。
主な業務としては
ケガ予防&怪我人リハビリ
練習後、試合後のケア
テーピングや怪我対応
一般的に想像できるアスレティックトレーナーとしての業務を日々しています!
きっと、多くの方がパフォーマンスチームって何をしているのか理解できていないと思いますので、ざっと構成を説明しますと下記のようになります。
トップにディレクターであるノブさん(吉田)がいて、その下にメディカル部門とストレングス部門の2つの分かれて、それぞれの部門のトップには、シン(櫻井)さんとノブさんが責任者としています。
この2名が主にパフォーマンスチームとして情報をまとめて、コーチやマネジメントとコミュニケーションを取り全体の方向性を決めていく重要な役割を担っています。
その下に
Dさん(太細)と僕とノジ(野島)がいて選手にフォーカスして向き合っています!
組織図的には、上下関係がはっきりしている組織のような表現なってしまいますが、あくまでも仕事上では横一線でそれぞれの強みを発揮して、選手のパフォーマンス向上のために持てる知識と経験を絞り出しています!
こんな感じでパフォーマンスチームも組織として動いていて、選手の情報&チームの状態を管理しています。
パフォーマンスチームは、みんなそれぞれスペシャルな人間で、あんまり表に出ることが好きではなく黙々と仕事をしてしまうのでどんなことしていて、どんな人たちなのかイメージできないですよね笑
いい意味で変人で変態ばかりなので面白いです笑
(もっと具体的に書きたいところですが、なかなか書き終わらないのとどこまで表に出していいのかわからないので安牌なここら辺でやめておきます!)
大きな変化への柔軟性
スタッフ体制が大きく変わり、1番戸惑っていたのは間違いなく”選手”のみなさんだったと思います。
多くの選手が継続し、多くの選手が長いシーズン大野さんのもとでバスケをしていたので、大きくやり方や戦い方が変わったことへ対応が求められていたと思います。
僕はバスケの部分は全然わかりませんが、よくわからない僕から見ても明らかにこの変化に対応するのに苦戦している選手はいました。
ただ、やはり彼らは一流プレーヤーです!
大野さんからJPに変わり大きな変化が起きても柔軟に対応し、自分たちの強みも活かしつつJPイズムも取り入れる。
他のチームからしたらHCが変わることは当たり前のことだから柔軟に対応することは普通という見方もあると思いますが、それ起きないくらいジェッツ=大野さんが定着していたので、想定していなかった大きな変化だったと思います!
そこにも柔軟に対応する選手ってすごいな!と思いました!
今シーズンを振り返り
成績だけ見れば、シーズン通して順風満帆なシーズンを送っているように思われますが、そんなことはなくかなり困難な出来事はたくさんありました!
結果いい成績を収めることができたシーズンだったのでよかったですが笑
この辺は内部だけの秘密ということで!!!控えておきますね!
とにかく、たくさんの出来事があったシーズンでした!
来季はどうなるかな〜
今から心配してます笑
頑張ろ!笑
【個人の成長】
自分の強みがなく悩んだ日々
スタッフ残留組の自分としても昨シーズンと同じことをしていたかというとそうではありません。
昨年までは、"アシスタントAT"だったのですが、役職的には"AT"になったので小さな変化ではありますが、アシスタントではなくなったため”責任”を追う立場になりました!
(ヘッドATのシンさんがいるため事実上アシスタントみたいな役割ではありましたが!笑)
ここからはちょっとネガティブだった時期のことを書きたいと思いますが、文章構成気にせず書くのでごちゃごちゃすると思いますのでご容赦ください!
話を戻します。
役職的に責任を追う立場になったとはいえ
正直僕にはこれと言った強みがなくパフォーマンスチーム内でどこにもポジションがなかったのが事実で、自分無理じゃん!って思ってたのが本音でした。
これが2022年7-8月頃の気持ちでした笑
というのも
みなさん知っての通り
先ほど紹介したパフォーマンスチームですが、僕以外前年度SR渋谷でやってた4人がごっそり千葉にきてパフォーマンスチームを構成して自分がそこに加わったような形になりました!
ガラッとやり方も変わり、メンバーも増え全然わからない中でパフォーマンスチームとして動きが始まったのでスピード感というか流れについていけてなかったです。
渋谷から来た4名は前年からある流れにのせてスイスイ進んでいく中、掴めない、乗り切れない状態の僕は間違いなくその歯車に入れてなかったと思います。
なかなか4人の流れについていけない
自分の強みがないから持ち場もない
そんな状態でしたね笑
「俺パフォーマンスチームの一員なのに、全然歯車に入れてない」って当時U15のHCやってた奈良さんやケンさんと話してました笑(情けない!!)
そんな感じでよく掴めないまま
日々どうしよっかな〜って考えながら日々を過ごし、気づいたらシーズンは開幕していました笑
シーズン開幕前後も相変わらず自分のポジションも強みもわからないふわふわした状態でしたが、第2節でのヒカルの足首の捻挫をきっかけに一気に自分のポジションと役割を確立できたと思います!
他のメンバーには、できない自分だけの強みができました。
【脳ベースでのリハビリができる】
脳は最近のトレーナー業界でのトレンドでもありますが、僕自身この分野に関しては2~3年勉強していて多くの人に使用していましたが、トップチームの選手には試すだけの余裕がなくやってませんでした!
足首のリハビリのタイミングでちょうど適応のタイミングがあったため試してみたところうまくフィットしてリハビリが順調に進むようになりました。
そこで、このアプローチは現状このチームで自分にしかできないし、選手をいい方向に導ける方法だと確信できてからやっと自分の強みを作れたし、パフォーマンスチームの一員になれた気がしました!
この当時、シンさんにも「やっとパフォーマンス一員になれました」って言ってましたね笑(情けない!!)
恥ずかしい話ではありますが、なかなか自分の役割を明確にしていくのって難しいんですよね!
ちなみに、メディカル分野の最終的な役割分担はこんな感じでした!
シンさんもDさんもすげー武器持ってるから大変でしたよ笑
この図はかなり、自分も頑張ったよ!という自己評価強めに作っているのでかなり偏ってはいますが、大まかにこんな感じの役割分担だったと思います!
治療は、Dさん任せた!!
怪我対応などは、シンさん任せた!!
リハビリとその間の繋ぎは任せてくれー!!
ってこんな感じで2人のスペシャリストの間を繋ぐように幅広くやっていたと思います!
この辺を掘り下げるといくらでも話せてしまいますのですが、たぶんみなさんにとっては興味ない内容だと思うのでこの辺にしておきます!
(この辺は、また別の記事で出しますね!)
【来シーズンに向けて】
2年目のジンクス
公式からもリリースは既に出てますが、スタッフはテツ、コーディー、ノジが抜けて、敦さん(稲垣)とケンさん(名取)が入ってきます!
敦さんとは、群馬の時に一緒にやっていて、僕がバスケ界辞める前にもう一度一緒のチームで仕事したいと思っていた方なので、今回ジェッツに来てくれて本当に嬉しいです✨
ケンさんは、僕がU15のATやっていた頃から一緒にやっていた方で、いつか一緒にトップに行けたらいいですよね!なんて話していたので実現して嬉しいです!!(同時は、奈良さんも一緒に行けたら〜って話してたのにどっか行っちゃったし笑)
その他は変わらないメンバーで新体制2年目に向かいます。
『2年目のジンクス』
スポーツ界ではこの言葉をよく聞きますよね!
(野球好きだからよく聞いてました)
最高のシーズンの翌シーズンは成績が悪いというやつです!
これに対しては、様々な要因があると思いますが、圧倒的に相手チームからのマークが厳しくなる点が大きな要因ではないか!と思っています。
ただ、ジェッツは毎年厳しいマークに闘争心メラメラで挑まれるチームなのでそこの心配は大丈夫でしょう!
それとは別に
もう1つ大きな要因があると思っています。
それが『期待値のバグ』です。
簡単にいうと今年の結果が毎年続くかのように当たり前!と思ってしまうことによる期待値が必要以上に跳ね上がってしまうことです。
押さえておかないといけないこととしては『今年のように『全然負けない!試合すれば勝つのが当たり前!』なんてシーズンは本当に奇跡のシーズンだということです!
その上で『今年と同じ結果を追わないこと』だと思っています!
もちろんチームとして3冠+アジア=4冠を取りにいきます!
ただ、スポーツでの勝ち負けは正直相手しだいの部分が大きいです。
誰もが負けたいと思ってる訳ないし、どれだけ勝ちたいと望んでも相手も同じ気持ちなのでその日の流れやシュートが入る入らないなどの要因でずっと勝ち続けることはできません。
もしも、このチームで2年目のジンクスがあるとすれば
今年のような結果が当たり前という前提条件のもと、期待値の高さから負けることに対して”不満”を生み出し「今年のチームはダメじゃん」になることだと思います!
こんなことはみんな重々承知のことなので大丈夫でしょう!
ということで、
この新体制での”2年目のジンクス”なんてものには陥らないので大丈夫です!
2023-24シーズンも変わらず熱い熱い熱いご声援宜しくお願い致します🔥
千葉ジェッツATとして
ここまで長い長い文章を読んでいただきありがとうございました🙏
もうメインの内容は終わっていますが、ここからは来シーズンのうちに自分が、千葉ジェッツのATとしてやらないといけないな!って思っていることをツラツラ書きたいと思いますので、たぶんつまらないと思います笑
興味のある方はぜひ!
先日北海道に帰省した際に、母校である札幌スポーツ&メディカル専門学校に行ってきました!
そこで少し学生さんたちとお話しする機会があり、悩みや将来のことなど相談に乗ってきたのですが、そこで多く声が上がったのが『現場の声をもっと聞きたい』でした。
たしかに、学生さんからするとこれから目指すプロスポーツチーム業界のことを知る機会が全然ないなって思いました。
チームに所属している以上、公に言えることと言えないことがあるので、学生さんのニーズに添えるかわかりませんが、せっかくプロスポーツチームで7年働いてきて、その経験や行動について知りたい!っていう学生がいるので、ここに対して培ってきた7年の全てをお伝えする場を作りたいな!って考えてます!
理想は、時間ある時にそれぞれの学校に行き講義するなんてこともありだと思うのですが、果たしてそんな時間があるのか。。。
ここに関しては模索中です!
目標としては、2023-24シーズン中にもっとATの価値を向上できるように、そしてこれからのトレーナー界に入ってくるトレーナーの卵たちのために後進育成もやらないといけないな!って考えてます!
千葉ジェッツのATをやっているってだけで”すごい!”って思ってもらえているので、少しだけ言葉や行動にも説得力があると思います!
残念なことに、トレーナー齊藤楓にはあまり価値はありませんが、千葉ジェッツAT齊藤楓には、結構価値があるみたいなので千葉ジェッツのATをやっている今だからこそ伝えられることを伝えて、少しでもトレーナーの卵たちが前に進む原動力になりたいな!って考えてます!
また、何か進展がありましたら共有させていただきます!
【最後に】
改めまして
ここまで長い文章でしたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
来期に対する期待の高まりは充分理解しています!
その上でその期待を超えられるようチームとして臨んでいきたいと思います!
2023-24シーズンも熱い応援よろしくお願いいたします🔥🔥🔥
千葉ジェッツふなばし
アスレティックトレーナー 齊藤楓
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