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脳について学ぼう②『運動を作る脳の働き』

こんにちは!

前回の記事に引き続き、脳について学ぼうシリーズの②として、運動と脳の関係性について本日は書いていきたいと思います!

前回の記事はこちら↓


この題材にするとどうしても脳の構造などについても触れていかないといけないので難しい内容になりそうですが、このシリーズのテーマの1つとして、”小難しい言葉は使わない!”という縛りを作っているので今回も難しいことをしっかり簡単な言葉でお伝えできるように頑張って書いていきたいと思いますので最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

では、本日も始めていきましょう!

前回の振り返り

今回のテーマである『運動と脳』に入る前に前回の振り返りをざっとしておきましょう!

前回の記事をざっとまとめると

不調や痛み=生き残るための危険から体を守る反応
なので、
現在の不調や痛みの原因になっている脅威がなにかを見つけることが大事!
という内容になっています!

危険がなく、過剰に生き残るための反応を起こさなくてもいい状態になれた先に
・運動する
・働く
・趣味
などの、行動に最大限集中することができます!

今回は、この中でも”運動”をピックアップしています。

実際に運動するためにはどのような働きをしているのか?

ここが最大のポイントになってきます!
なので、ここをご理解いただけたら本日のゴールになります!

ご理解する上でどうしても、脳の構造について触れなければいけないので、これから書いていきますが最初から拒絶反応を起こさないで読み進めていただけたら幸いです!

脳の構造

早速、入っていきます。

初めに脳の構造について触れていくのですが、みなさん一度は下のような脳の画像はなんとなく見たことあると思います!

1枚目が横から見た図
2枚目が前から見た図になります。

画像1

この画像の全部覚えるのは理想的だと思いますが、さすがにこんなのを全部覚えるなんてできないので、いくつかここだけは!という抑えておくべきポイントが存在するのでそこだけでも今日覚えてもらえたと思います!

大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)
大脳基底核(線条体、黒質、淡蒼球、視床下核)
大脳辺縁系(帯状回、扁桃体、海馬、側坐核)
脳幹(中脳、橋、延髄)
小脳

この5つです!
※()の中の中は構成する脳領域のことなので覚えなくて大丈夫です!
まずは、黒文字だけでも覚えてください!

画像2

機能としてはこんな感じ!

大脳皮質:解釈・決定・指令をして体を動かす働き
大脳基底核:運動の調整をする働き
大脳辺縁系:記憶,情動・動因,嗅覚、ホメオスタシスの調整の働き
脳幹:生命維持に深くかかわる重要な働き
小脳:運動をより正確に行えるように微調整をする働き

画像3


難しいことは書かない!と冒頭で言っておきながら
漢字をたくさん並べてしまったので、すでに縛りを破っている感じもありますが、
もう、名前と場所なんて覚えなくてもいいです!

この写真おもろ!って思ってもらえたらいいです!

この中の全部が運動にとってとーても大事なのですが、
特に①、④、⑤が大事ということは覚えてほしいです!!
この後の話のキーポイントになってきます!

画像4

では、ここから本日の本題に入っていきますね

運動は、可動よりも安定が大事!

ここでいう運動とは、歩く、走る、姿勢維持、スポーツをする、など体を使うことで何かしらの結果が生まれる全ての動作のことを指します。

なので、ここでは
運動=スポーツをすることだけではないってことです!
※個人的見解

趣味で走るのも、競技として走るのも、同じ走る行為に代わりはありません!

ただ、筋肉や体にかかる負荷総数は変わってくるかもしれませんが、これからお話しする、脳領域で使われる流れとシステムは同じなのです!

これから運動を起こすシステムを説明していくにあたって、1つ脳のルールを抑えてもらいたいのですが、

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可動よりも安定の方が重要!!ということです!


ちらっと耳にしたことがある方もいると思いますが、
・右脳は、左半身の動きをコントロールする。(10%)
・左脳は、右半身の動きをコントロールする。(10%)

これというのは、可動に分類されます。
※10%というのが、かなりのキーポイントです。

では、安定とは?
・右脳は、右半身の安定性獲得するためにコントロールする。(90%)
・左脳は、左半身の安定性獲得するためにコントロールする。(90%)

こういうことです!

あまりイメージされたことがないと思いますが、右手を上げようとする前にしっかり左側で安定性が獲得されてから右手をあげることができるのです!

画像6

これが、脳のルールです!


運動をどのように起こしているのか?

脳のルールはご理解頂けたかと思います!
※専門家の方からしたらかなり端折ってるのでこんなんじゃダメだ!って声が届いてきそうですが、、、。お許しください。。

では、この運動をどのように起こしているのか?

もう簡単にいきます!

<安定性>

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大脳皮質 → 脳幹+小脳 → 脊髄 → 同側四肢


<可動性>

画像8

大脳皮質 → 脊髄 →対側四肢


これは、どの動きでも脳からの指令によってこのようにたどって体を動かしています!

高い所の物を取りたい!

腕を上げるためには
まずは安定性を作らないといけないね!
(同側の安定性)

安定性が確保されたから
腕を上げていこう
(対側の動き)

このようなシステムを使って目的とする運動を行おうとしています!

※動作企画やフィードバックなども本当はセットで説明しないといけないのですが、フル無視でやってきました!

ざっと、こんな感じで脳って運動をおこなっているんだよ!

という、ことが伝われば問題ありません!


では、最初の問いに戻りましょう!

Q,実際に運動するためにはどのような働きをしているのか?

もうわかりましたか?

安定性を確保するために同側に指令を出し、安定性が確保できたら対側の四肢に対して動きなさい!という指令を出している!

これを延々に繰り返しているのが運動ってことになります!

かなり端折っているので、もっと詳しく知りたい方は自分で調べてくださいな笑

まとめ

・可動よりも安定の方が重要!!

・運動の際の90%が同側の安定性を確保に使い、10%で動きを出している。

・安定性確保 → 動作可能 → 動作 → 目的の運動ができる。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


次回

『自分の体を把握するための感覚』というテーマで書いていきたいと思いますので次回も宜しくお願いいたします!


では、また!

Saito Kaede

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