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昼過ぎのバスに目を閉じあたたかい冬の光にわれを鋳直す /公木正
東京はいまだ未明の玄関にトレーの小銭選り分けるゆび アパートの前の古びた自販機をBOSSのカ…
長すぎるトレーラーの切り返し待つていたとき一度地球が終わったやうな/公木正 ※なぜ旧仮名…
NHK短歌2023.11 「?疑問符」岡野大嗣選・佳作秀歌 疑問符にかすかな熱を感じとりメール文よ…
墓前にてドスの一閃音もなく赤い風船地上を離る 今井へと銃弾放つ石川にのたうちまわる妻の熱…
「職場でのこと」山崎聡子選/佳作 バス停の正面に建つ古ぼけたビルを職場と空想し待つ 「見…
座っているときよりも座っているような気分で立っているバス テーマ「ときどき」永井祐選 あ…
最終候補十首掲載。
冗談のようなつくりのランタナが「冗談ですよ」言った気がした めずらしくNHK短歌に載ってた…
みずいろの毛布のはしを照らしてる動物パニック映画の灯り 読まれた〜。小島先生の評に感謝。
一 https://sectpoclit.com/asato-56/ 一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜…
最近は本が減ったと店員に爺物申し生返事のメガネの彼女 寂聴をブックオフの店員に探させ爺「死んだから売れたとね」 均一の文庫の棚を前にして「百円の本なんか買う人おるとね」と爺 寂聴の他にもさだまさしなど探させて結局買わずに帰る爺