五感を味方につけよう。
犬や猫も、人と同じように視覚や聴覚などが衰えていきます。東洋医学の考えだと『腎』が徐々に弱くなることにより、加齢の現象が起こると言われています。
『腎』は生命のチカラ(エネルギー)によく例えられます。生まれたばかりの瞬間、腎のチカラはマックスなので、2歳や3歳であっても、チカラは下降します。そしてゼロになると、生命の旅立ち、となります。
なので『腎』のグループに属する腎臓、膀胱、耳、毛、骨などが比較的、加齢現象が早くに起きやすいと思っています。
腎は寒さを苦手とします。とくに背中から下半身にかけてを冷やさぬようにします。
後肢の肉球大には、シニアさんたちの元気の経穴(ツボ)がありますので、嫌がらなければ優しくモミモミします。
なるべく窓は少しでも開けて、外の空気を入れます。聴覚、嗅覚に対しても良いと思いますし、気圧の対策にもなる場合が多いです。
室内にある磁波を、外の空気とうまく入れ替えることができるとも考えられます。
人の1日は、犬にとって5日から1週間のスピードです。
些細なことでも、続けてみるのもいいかなあとわたしは信じています。