【茶道】水無月のお稽古
茶道~お稽古備忘録
水無月(旧暦6月)初日のお稽古では、端午のしつらえの名残として、馬鈴蓋置と槍鞘建水をつかったお稽古をしていただきました。
基本的に5月の節句の時期のお道具なので、1年に1回見れるかみれないかの珍しいお道具に無事に会ってお稽古させていただくことができました。
引っ越し前別の先生についてお稽古させていただいている時には拝見する機会がなかったので、「な、なんだこれは!!」と好奇心がくすぐられました。
馬鈴は馬の鈴を形取った蓋置きです。本当に馬や牛についている鈴のようなカラカラとした音が出て可愛らしいお道具でした。
槍鞘建水は槍の鞘(さや)の形に似せた建水で、りんりんと鳴る馬鈴蓋置とこの対で使われるそうです。
こちらのお道具格としてお濃茶に使用できるほど高くないとのことで、お薄の時のみの使用となります。これまた使える機会が減りますね(笑)
ただこういった季節に合わせたお道具の取り合わせがお茶の楽しさだなと思うとともに、節句に子供の健やかな成長を願う昔の人々の心を改めて感じました。
当日のお稽古着は若草色の紬で。