飽きないオンライン研修のポイント
4月ですね。始まりの季節そして部署異動の季節です。
わたしも研究から開発設計へと異動しました。
やったね!
そうすると始まるのが、そう研修です!
本社のベテランエンジニアから、オンラインで研修を受けています。1日3時間の授業が1ヶ月も続く。学校みたい。
授業はとても分かりやすく、そしてなにより飽きない!寝ない!
わたしも研修を担当していたので、オンラインの難しさはよくわかります。そして、受講者側の辛いところも(笑)
今受けている研修は、もういちど研修を受け持てたら、取り入れたいポイントが沢山ありました。
未来の自分のために、良かった点をメモしておきます。
全部で7つ!これでも削ってます(笑)
研修好きなんですよ。勉強にもなるし、伝えることもできるし。
次の仕事は講師系もいいかもなんて思っちゃいます。
それでは、いってみましょー!
研修全体
① スライドの構成
1つの講座でスライドが100枚以上あります。
内容が多すぎて復習が大変。見返したい内容を探すのも一苦労です。
講師の方は2つ工夫していました。
・「各章ごとにまとめスライド」をいれる
・ 重要なスライドに鍵マーク🔑をつける
まとめスライドはとてもいいですね!復習したいときは、初めにそのページを見ればいいですから。
また、鍵マークも見返すときに効果を発揮します。仕事で必要になるページに鍵マークがあるので、そのページを見ればどうにかなるようになっています。ありがたい!
② 何度もくりかえす
内容が多すぎて、前回の内容を忘れてしまいます。復習する時間がとれないときも。
でも大丈夫。
「これまでの復習」から授業を初めてくれるのです。何回もくりかえしてくれるので、徐々に脳にすりこまれていきます。(なんか怖い、笑)
③ 簡単なたとえ話
複雑なことを伝えるときの定番テクニックですね。
本質を抜き出して、身近なものに"たとえる"方法です。
機械の原理を、洗濯紐にたとえて話してくれました。洗濯紐が強く張られているほうが、たくさん干せるみたいな。(えっ、例がイケてない)
オンライン
④ クイズをいれる
クイズは必須です。受講者の理解度を確認できるし、集中してもらえます。
ただオンラインになると、口頭で答えるハードルがいっきに上がります。
声を出すのが怖くなってしまうんですよね。
受講者に質問したけど「誰からも反応がなくて悲しい思いをした」という講師の声も聞きます。地獄だったと言っていました。かわいそうに…。
今回の講師の方は、チャットをつかっていました。
チャットの方が声を出すよりハードルが低いみたいで、みんな回答していました。
誰でも答えられる簡単なクイズからはじめて、回答することに慣れる時間もとられていました。
たとえば「掃除機はなんのためにあるのか?」や「前回の内容で覚えていることは?」です。前回の内容を聞くのは、次の内容にスムーズに入っていけるので特に良いですね。
⑤ グループワーク
オンラインだとグループワークを行うのが難しいです。ただチームで働くので、グループワークはやっておきたいところ。
わたしも研修を担当していたときに導入したかったんですが「オンラインでは無理だ」と諦めました。
今回、講師の人がとった方法はとても簡単でした。
グループとリーダーが指定されていて、「リーダーの人がオンライン会議室を作って、指定した問題をグループで解いてください」と講師は言っただけでした。
なにそれ簡単。講師がなにかする必要はなく、受講者が自主的にやる形になっていました。簡単だけど思いつかなかった!
⑥ 顔をみせる
これは大事。
研修時に講師の顔が見えることは、とても大事です!
表情がもっている情報は多く、顔が見える方が親近感もわきます。その結果、質問しやすくなります。
わたしも講師をしていたときは「見せる意味あるの?」と思っていました。受講する側になって初めて、必要だった!と思いましたね。
超大事
⑦ 質問しやすい空気
①〜⑥は質問しやすい空気を作るためと言えるほどです。講師はめちゃくちゃフレンドリー!
質問しやすい空気を作るために色々試してくれているのがよくわかります。
「いつでも質問してね」と何度もアピールしてくれます。
「ダメな質問はないから、何でも聞いてほしい!」ともいってくれます。
そして真剣に答えてくれる。このあたりは顔をみせる効果ですね。
「僕はこの内容を理解するのにとても時間がかかった」と自分の経験をいれることで、質問するハードルも下げてくれます。
おわりに
研修内容そのものもいいんですが、講師の配慮が至るところに垣間見えてそちらに感動しています。
また研修を受け持ったら、今回気づいた内容を取り入れたいなー。
とりあえず、これらの内容を日本にいる研修担当の人と共有しよう。わたしの熱量が多すぎるから、ちょっとコントロールしつつ(笑)
今日もお読みいただきまして、ありがとうございます。
久しぶりのお仕事トークでした。
いかがだったでしょうか?
それでは、また次の話でお会いしましょうー!