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【ざっくりまとめ】広告とコンテンツの関係について考え続けたチョコレイトの答え
広告って?
「ちゃんと広がって、ちゃんと人を動かして、ちゃんとファンを作って、ちゃんとお金を生み出す」ものであるべき
広告とコンテンツの違いとは
広告→何かを売るために訴求する情報
コンテンツ→自発的に見てくれる、心を揺さぶる情報
広告としてもコンテンツとしても中途半端な、売れない・伸びない・つまらないものがたくさん生まれている。
従来型のCMが有効な時は、
・刷り込みをしたいとき(ルルのように歌で連想させるなど)
・CMで販路を作りたとき
・商品が強いとき(マックの○○バーガーみたいな!)
でも今はこういう“どストレート”な広告が効果的な場合は全体の1割くらいしかない(広告が嫌われる時代になっている)
じゃあ残りは、、?
スマホの普及でSNSが利用されるようになったことで、人の声が再び重要になっている。そして、人の声はコントロールできない!
→自発的に伝えてくれる素材としてのコンテンツが重要になっている。
そこで生まれるのが、「バズらなきゃ!」という考え。
でも、頑張っても報われない理不尽さがある、辛い戦いである。しかも、「バズって何になるの???」
「広告も含めて、本当に人を動かすコンテンツってなんだろう?」→誰にもわからないことは失敗しながら実験するしかない。
CHOCOLATEの実験
CHOCOLATEが目指すのは「世界一楽しい会社」。
そのために必要なのは、「越境」と「メディア特化」。
越境:漫画とか映画、音楽などは、知恵がまだ分断されて眠っている。→融合したら新しいものが生まれる!
メディア特化:人がメディア化した時代の新しいコンテンツがこれからどんどん見つかる。
実験を繰り返したチョコレイトの答えとは?
本当に人を動かすものは、「人格」である。
Q.なんでコンテンツにお金を払うの?
A.心を揺さぶられたいから
心を揺さぶられる(=背中を押される、励まされる、ワクワクする、憧れる、笑える)時は常に“誰か”と感情を共にし、共感が生まれている。
誰か=人格が立っていないと、感情を共にはできない。
人格が立っていると、その人格に愛着が生まれる。
<実験結果>
○テッテレー
「個人発」の強さ
(専用アカウントより個人アカウントの方がバズる。個人でアップした趣向がにじみ出ているものが好まれる傾向にある)
・テッテレーのアカウントから発信されたキャラクター(39RT/135いいね)
タッカーくんの「おすすめ地域紹介」 pic.twitter.com/rHWLLeBjbI
— テッテレー (@te_ttere) April 9, 2019
・氏さんのアカウントから発信されたもの(約44,000RT/約156,000いいね)
絶滅してほしい生物図鑑 pic.twitter.com/yAO8y93WOs
— 氏くん📚54字の物語 (@ujiqn) May 23, 2019
○6秒商店
人が見えないと強烈な固定ファンになりにくい
○ おやすみ先生
人のファンはつきやすいが、企画のファンはつきにくい
○【DIY】Every Week Guitar by森翔太
人×企画が完全にハマるとものすごく人は動く
企画で拡散性+人柄で愛着
○浮遊女子校生
取ってあげた🐧🐧🐧 pic.twitter.com/snlkqYhR7H
— 新田湖子 (@coconitta) October 8, 2018
人×企画の親和性が高くないと意味がない
その人の人格との違和感があるとファンが戸惑う、愛着を持ってもらえない
○あさぎーにょ
なにをやるかよりもどうやるか
興味喚起や伝え方の工夫で世界観を作る→エンゲージメントが高くなる
○in living
性格にあった演出が愛着を生む
生活を覗きたくなる人格→愛着へ
○渋谷広告
・公式からの発信(約77,000回再生)
・個人アカウントからの発信(約98,000RT/約28万いいね)
渋谷の工事中のシャッターの絵
— 今治ゆか (@imabari_yuka) March 23, 2019
普通に道歩いてて泣いてしまった pic.twitter.com/eZEHZrn7SB
公式アカウントより個人のファンのツイートの方が伸びてしまう事がよくある。
なにを言うか以上に誰が言うか
人間味が見える文脈が重要
<結論>
人格を感じる度合い、愛着を感じる度合いは表現方法によって違う。
やるなら、人格がいちばん滲み出るやり方がいい。
今までのやり方は、
「みんなで集まってアイデアを出し合い、いいところを掛け算して大きくする」→アイデアはたくさん出るが、人格が薄まる。
これからは、
「まずは1人の独断で作り込んで、兆しがあるものをみんなで育てる」
→言葉にうまくできなかったその人らしいアイデアが生まれる。
いきなり会議をせずに、まずは手を動かす!
企業における人格の滲み出し方とは?
企業でのコンテンツはどうしても人間味が出しにくい。人格の滲み出たコンテンツの作り方とは?
①らしさに立ち返る
「自分たちは、何を目指して、何を大事にして、何が好きで、、、」
→ブランド
②らしさを拡張する
商品・店舗に人格を注入したり、広告やSNSアカウントに凝縮された人間味を出す
でも・・・
これは相当大変で勇気がいる。→だったら、誰かとやればいい!
⚠︎よくない例・・・とりあえずのインフルエンサー施策
個人と企業の“らしさ”がシンクロした状態がベスト
→目指したいもの、ニーズを汲み取って機会提供をするべき
発注× 応援○ /業務契約× 機会提供○
需要なのは「人格の合致」
本当に同じ方向を向いているか?相手を尊重しているか?相手にとって「最高の機会」になっているか?を考えるべき
らしさを作る10ヶ条
①顔つきを変える
②残し続ける
③往復を見せる
④欠点を見せる
⑤正直に言う
⑥無理しない
⑦関係性を出す
⑧動機を明確に
⑨参加してもらう
⑩色々使う
②残し続ける
Youtubeチャンネルなどで、契約終了後もコンテンツが残り続けるシステムを作る。
③往復を見せる ④欠点を見せる
愛着を持たせるためには感情を動かし続けなくてはならない。
親しみ⇄憧れみたいに行ったり来たりする。
欠点も見せることで、憧れだけではなく親しみも持ってもらうことがポイント。
☆最近のインフルエンサーは大体これができている!
例:渡辺直美
⑤正直に言う
売りたいスタンスを正直にアピールしてしまった方が愛着が保たれることもある
例:ヘアレシピ のライブ配信(質問をすベてヘアレシピを使うことで解決しようとする潔さと解答の配信者の解答のうまさがうけた)
⑥無理しない
例:in living
⑦関係性を出す
例:auのCM→仲の良さから一人一人の人格が滲み出て愛着が保たれる。
嵐の人気の理由もこれに当てはまる。
⑧動機を出す
例:ワンピース「海賊王に俺はなる!」
⑨参加してもらう
ユーザーが参加できるコンテンツ・ルール作りをする
1.制限を作る
2.シンプル
3.盛れる=誰がやっても面白くなる!
⑩色々使う
インスタであえてテキストで愛着を沸かせるなど、周りと違うことで勝負し続ける
<感想>
CHOCOLATEの設立がリリースされた時、大学生ながらに「とんでもない会社ができた、、」と思ったことを覚えています。
セミナーに参加してみての感想は、「やっぱりとんでもなくかっこいい会社だ」の一言に尽きました。
開始1分でしっかり心を掴まれ(映像めちゃめちゃかっこよかった、、)ツイートする余裕もないくらいにワクワクさせられ続けていました。
いつかこんな会社で心を揺さぶるものを作れる大人になることを夢見て、頑張ろうと本気で思う、そんな時間でした。めちゃめちゃ素敵なセミナーだったな、、