#23【アルバム紹介#12】🇯🇵三木鶏郎 音楽作品集 トリロー・ソングス
トリローの愛称で、戦後日本のポップカルチャーを作った「三木鶏郎」のアルバム「三木鶏郎 音楽作品集 トリロー・ソングス」をご紹介します
CMソングやアニメ主題歌を含め過去作を集めたアルバムを2005年にColumbiaからリリース(一部の曲を収録。作詞作曲数が膨大すぎる…
先ず、三木鶏郎は芸名で、本人が好きな「ミッキーマウス」と当時「トリオ」で活動していたため、そこから、「みきとりお」として名乗っていた。が、アナウンサーから「とりろう」と誤読され、それが定着し、のちの「三木鶏郎」となったとある
彼の経歴は以下の通り
下記の資料館がすごい。ほぼ全ての情報が網羅されていないか…(書籍も数多くあるそうなので、要チェック
昭和20年代(1947年〜)のラジオ番組「日曜娯楽版」は、お茶の間で爆発的な人気だったそう(今60代以上の方はほぼ全員知っているレベル)で、日曜日の19:30-20:00までのゴールデンタイムに、時事コントなどのラジオコメディ20分、トリローによる風刺のある冗談音楽を10分放送していたそうです
トリロー作品で大ヒット曲は、「僕は特急の機関士」で
歌詞中の「東京 京都 大阪 ウーシュッポ」のフレーズが、ティンパンアレイの細野晴臣プロデュース曲「チューチューガタゴト75」でも使用されています
話が脱線しますが、細野晴臣さんのお孫さんが在籍しているバンド「Cho Co Pa Co Cho Co Quin Quin」もめちゃくちゃいいです
バンドメンバーの1人が、キューバのハバナ大学に留学していたともあり、おもしろい
話を戻すと、トリローはアニメ主題歌も多く手がけていて、鉄人28号をはじめ、当時の有名どころを作曲していたと言っても過言ではなさそう
ラジオや映画、テレビCM、舞台など、作詞作曲家として多方面で活躍しているなか、個人的に印象的なのが「キリンレモンのうた」
すごくキャッチーだ。ラジオ時代のノウハウを活用して、多くのCMソングに関わり、CMソングの原型を作った人とも言われている
薬のルルのキャッチフレーズも彼が作っていた
今のルルもトリローさんの原曲をアレンジしているのかもしれない
当時は多忙すぎたこともあり、気分転換を兼ねて、ピアノ付き作曲バスで旅をしていた
CMソングについて大瀧詠一とのインタビュー
調べれば調べるほど、知らずのうちに三木鶏郎に触れているのがわかるかもしれません
ピアノ伴奏で歌える、三木鶏郎ソング集コンサートが今年あるそうです
個人的に好きなトリロー作品を載せておく
今回調べていくなかで、興味深い投稿している方を見つけたので、下記に載せておく
SP盤音源を投稿し続けるお方で、文部科学大臣奨励賞を受賞している…
ミッキー秋山さんと林伊佐緒さんによるブルームーン最高すぎます
たしか神保町のレコ屋にSP盤が売っていた記憶がありますが、価格帯と内容の良し悪し、蓄音機を準備するハードルが高すぎるので、こうやって後世に残して頂けるのは大変ありがたい
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