「合格発表のその日も必ずペンを握れ」
最近、私の書斎に小学校6年生の長男も机を置いています。
妻が「リビング学習」が良いとかなんとかで、勉強部屋がなかったのですが、今年の春くらいから一緒の部屋で私は仕事、彼は勉強しています。
なんと、受験生なんです。中学受験なんて縁がないと思ってたんですが、公立の中高一貫校も増えて来てまして…。彼も好奇心が強い人なので、チャレンジしてみようと思ったようです。
その彼の机をふと見たらこんな紙がありました。
最近の塾はこういうの書かせるんですねえ。感心しました。これは、いわゆる目標管理、MBO(Management By Objectives and Self Control) ですよね。
前月の振返りがあって、今月の目標を書く。そして、目標達成のためにやることを設定する…というわけですね。
実は、春先にも似たようなものを書いているなあと思ってたのですが、内容が漠然としていて「まあ、小6だもんな、こんなもんだよ」と思ってました(なんなら、いい大人も似たようなものですが…。)
…ところが、、半年もたつとずいぶんと具体的なことを書くようになるもんですね。塾の先生の指導の賜物でしょう。(わたしは、ほんとにノータッチ。放任というかほったらかしというか…)
妻からは、模試でびっくりするくらい良い点だったと聞いてはいました。「毎日、がんばってるもんなあ」と漠然と思ってたのですが、この紙を見て「なるほど」と思いました。
彼の立てている目標、どう思います? ちゃんと書けてますよね。何が良いかというと、結果ではなくて、プロセスになっているんですね。「10月は偏差値が○○だったので、11月は、それより高くする」ではなく「問題集を計画的に解く」となっているんです。
いやあ、たいしたもんだと思います。
関係しているかどうか分からないんですが、最近、塾の親子集会というものがありました。木下晴弘先生という方の講演をいっしょに聴いたんですね。
…などなど、記憶の範囲で書いているので正確ではないかもしれません。ただ、とにかくパッションに満ちた素敵な講演でした。
息子の書いた目標を見ながら、木下先生の講演を思い出していました。それで、「もう本当、結果はどっちでもいいな」と思いました。まあ、それなりに成績も上がっているから、どこかで大丈夫だろうって思ってはいるんですけどね。でも、結果がどうとかっていうより、このがんばりを継続してほしいと思います。
木下先生の熱い語りの中でも、なんだか涙が止まらなくなってしまったのが次の言葉です。
心から、そういう彼になっていてほしいと願っています。