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「14歳で見つけた桃色のうさぎ」…大森靖子ちゃんに出会って
私が大森靖子ちゃんに出会ったのは半年ほど前、14歳になってすぐの頃だ。
当時の私は引きこもりでずっと塞ぎ込んでいた。起立性調節障害と鬱病を患い、小児科と心療内科を行き来していた。そんな時に出会ったのが、歌手の大森靖子ちゃん(以下靖子ちゃん)だ。
当時の私はkpopばかり聴いていて、日本の曲は流行りの曲しか知らなかった。そんな時にTwitterで流れてきた靖子ちゃんのファンの方のツイートが目に入ってきた。私はすぐに調べてYoutubeでMVを見た。初めは「何この曲、意味わかんない、」と思ったが、切り替わる映像と、少女の心を表す様な歌詞に惹かれて気づけば虜になっていた。
靖子ちゃんは私を助けてくれた。
今回は私が靖子ちゃんの曲でいつもプレイリストに入っている大好きな曲を3曲紹介します。
1.ミッドナイト清純異性交遊
これは私が一番最初に聴いた靖子ちゃんの曲だ。靖子ちゃんといえば!というくらい有名な曲なので聞いたことある人がいるのではないでしょうか。可愛らしい音が反響して始まり、抽象的なような、具体的なような歌詞が流れる。
私が大好きな歌詞がある。
「14歳で見つけた桃色のうさぎ」
14歳の私には刺激が強すぎた。私のための曲だ、と思った。それから異常なほどにこの曲を聴いた。勉強中も、出掛けるときも、寝る前も。
桃色のうさぎは靖子ちゃんのことだ、と思った。
2.きゅるきゅる
この曲もとても有名だ。サビの歌詞を聞いたことがある人が多いかもしれない。
食べかけの愛にラップをかけてあなたはいつまで取っておく気よ
きゅるきゅる私性格悪いからあのこの悪口絶対言わない
この2つの歌詞がとても印象に残っていて、とても好きだ。
一つ目の歌詞は、
食べかけの愛にラップをかけて→浮気
あなたはいつまで取っておく気よ→放置
だと私は解釈している。初めて聞いた時はよく考えられた歌詞だな…と感心した。
ニつ目の歌詞は女の子の心にとても寄り添った曲だと思っている。中高生の女の子、学校、クラス、嫌いなあの子…そんな情景がブワッと浮かんでくる。鮮明すぎて嫌な思い出が湧き出てきて、吐き気がしたくらい。
3.新宿
静かなギターで始まるこの曲は私が靖子ちゃんの曲でいちばん最初に好きになった曲で、今でもいちばん大好きな曲だ。
この曲は難しくて、人によって様々な解釈が出来ると思う。
例えば、
あの街を歩く才能がなかったから 私新宿が好き 汚れてもいいの
この歌詞を私はこう解釈している。
あの街を歩く→あの街→新宿
→新宿を歩く
理由→才能がなかったから。
新宿を歩く。だって才能がなかったから。→だから新宿が好き。
そして、他の解釈は、
あの街→綺麗な街
あの街(綺麗な街)を歩く才能が、なかったから。
これが違うだけで聞き方が大幅に変わると思う。
靖子ちゃんの書く曲には人によって解釈が代わると思っていて、その解釈によって靖子ちゃんの曲を理解できるか、が変わると思う。
どうでしたか?興味を持ったぜひ気になった曲を聞いてみてください!あなたの心に刺さる曲があるはず。
靖子ちゃんの歌詞には14歳という言葉がよくでてくる。14歳はいちばん複雑でいちばん可愛い頃。私これ以上歳をとりたくないと思わせてくる。
私、15歳になりたくないよ。14歳のまま靖子ちゃんの曲を聴いていたいよ。
助けて靖子ちゃん。