一仕事終わったんだけどさ
第23回ジャパンギルドミニチュアショーまで
いよいよ秒読み段階に入った
出展作品の集荷申込は1週間前で発送は翌日だ
招き猫なら手持ちもでも大丈夫だけど
セット物を何個もとなると簡単に運べないし
無理してでも予定通り送らなきゃ
そんなこんなで発送に間に合わせようと
お富猫と火鉢セットを超特急で仕上げてきた
まずはアラが目立ったお富猫が落ち着いてきた
目もスッキリさせ、帯や帯留めも手を入れた
裾模様には描きやすい波の模様を入れてみた
こっちのお富猫の目はきつめにしてみた
それに合わせて竹の模様も強めに修正し
帯に模様も入れたんだけど帯留めはどうする?
迷った結果、滅多に使わないプラチナ彩にした
火鉢は前回すでに紹介したんだけど
猫と火鉢は同時進行だったので
話が前後するのはお許しを
竹の柄を着たお富猫と合わせる火鉢には
竹林の景色を描くことにしたんだ
元絵の一部はAIが作ってくれたのをヒントにし
そこからイメージを広げていけたので楽だった
困ったのがもう一つの火鉢だったんだ
元々植物模様をつけてあったものだから
着物の柄の波とは何の関係もないんだよね
思いついたのが葉を揺らす風だよ
そうなるとこれは早い
適当に薄めた上絵の具を太めの筆につけて
波のように描いていくだけだ
そうやって完成した火鉢とお富猫を合わせると
違和感は無くなったように感じたんだよね
こうやってセット物が組み上がると
ようやく一仕事が終わったような気になる
そうやって落ち着いてしまうと
いいことばかりじゃないんだよね
注意していても忘れるのは価格表だ
イベントが始まってから
「これいくらなの」といつも言われる
価格シールは剥がれやすいし
とにかく数が多いからチェックが大変だよ
お富猫の評価より気になるんだけど
今回は大丈夫かなぁ