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昔とった杵柄で瓢箪から駒
以前からスキレットを使ってみたいなーと
思っていたんだけど
重いからいらないってカミさんには言われ
渋々諦めていたんだよね
はるかぜるりいさんの記事で見つけた
アルミスキレットは軽いというので
後先考えず即ポチッとしてしまったんだ
カミさんも喜んでそれから何度も使っている
その上、娘にもプレゼントしたくらいだよ
その位喜んだけど、これで終わらなかったんだ
これをタジン鍋代わりに使うアイディアを
カミさんが提案してきたんだよね
でも、元々あったタジン鍋の蓋を
このアルミスキレットに使おうとすると
同じくらいの大きさなので使えないんだよ
ならば作れば良いということだよね
でもこれはミニチュアと違いはるかに大きい
さらに蓋として使う粘土も熱が加わるので
どんな粘土でもいいわけではないんだよね
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思い出したのは粘土セットに含まれていた
余っている伊賀土だよ
この土は砂粒状のものが含まれているために
ミニチュア制作にはほとんど向いていない
ところが熱に強いと言う特性があったんだ
むしろ鍋向きの土だったんだよね
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しばらく使っていなかったので固かったけど
練り直しそれからろくろで挽くことにした
まずは粘土を整える延べ上げ延べ下げだけど
思った以上の30センチ程まで上がったんだ
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ノーマルサイズでもまだ挽けそうだよ
しばらく大物は作っていなかったので
慌て内側の丸い形状に合うコテを探したり
縁を整える鹿皮なんか見当たらなかったよ
多少苦労したけどなんとかなったので
ホッと一息
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半乾きになったところでひっくり返して
底(蓋としては上になるけど)を
久しぶりに陶芸用かんなで削り出し
取っ手を作ったんだけど
なかなか捨てたものではないねと自画自賛
大物ができたおかげでガラガラだった窯が
一杯になり本焼きができるようになったんだ
こういうのを瓢箪から駒と言うのかもね