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負けるものか

春の甲子園が始まりましたが、地元代表の北海は
初日の第1試合ということで、惨敗覚悟で見ました。
夏はともかく、冬場はボールを握る機会が少ないので
このハンディはものすごく大きいと思います。

ところがそのハンディを乗り越えた結果が延長戦!
一人の投手に投げさせるしかなかったのでしょう、
最後は力尽きたという感じでした。
でもこの敗戦で失ったものはないと思いました。
むしろ、体験的には勝って得られるものより、
負けて得られるものの方が多かったように思います。

陶芸にしてもうまくいくとそこで終わってしまいますが
失敗することで、その原因を考え、乗り越えようと
アイデアを考えたり、技術を高めることもできます。

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甲虫のアクセサリーを作るためにダイクロガラスを
台形にカットし約750度で七宝の窯で焼いていました。
こうすると表面張力が働いて甲虫の胴体ができます。
これを粘土に埋め込めたら面白いかもと思い付き、
実験してみることにしました。

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はじめに粘土で実験用の簡単な型を作りました。

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そこにダイクロガラスを置き本焼きしてみました。
本焼きは1220度なので金属色は消えるかもと
思ったのですが、駄目元でトライしました。

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結果は惨敗!
残ったのはガラスの色だけでした。

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予測はしていたものの、ショックに近い結果でした。
となると、ガラスが溶けて金属色が残る限界の温度を
知りたくなったのでもう少し我慢をすることにして
まず900度(上)で焼いてみると大丈夫だったので
1000度で焼いてみるとまだ金属色は残っていました。

七宝の窯でこれ以上負荷をかけると断線するかもしれず
別の機会に譲ることにします。
567にもダイクロガラスにも負けるものか!

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