微妙なんですけど
ほんの少しの違いなのですが、
許容できないことも起きてしまいました。
例えば、この畳です。
左が最初に印刷した畳なのですが、
畳の方向を変えたので印刷し直した畳です。
左は古畳のように見えますが右は新しい畳に見えます。
ここの畳だけ新畳に変えましたというのもありですが
さすがに一々説明するのも面倒です。
となると作り直すしかありません。
何度かプリントして微調整してみたのですが
インクを取り替えたのが悪かったのか
なかなか思った色にはなりません。
何とか調整した結果かなり近づくことができました。
微妙な違いも手を抜かずに修正するしかないようです。
ε-(´∀`; )
還付(かんつき)がふさがらずに生き残った茶釜は
わずかに2個です。
それに上絵の具で点付けのように化粧しました。
少しは鋳物に見えるようになったと思うのですが‥‥‥
この還付に釜環(かまかん)を無事に通すのが
今回の課題だったのですが、本体に加えた溝が成功して
それほど問題もなく通すことができました。
とはいえ全く問題がなかったわけではなく
1個の穴が微妙に小さかったために
釜環を通すことができませんでした。
こうなるとダイアモンドドリルを使って
手動で少しづつ穴を拡げるしか手はありません。
焦らず騒がず力を抜いて少しづつ穴を拡げます。
120分ほどで完璧に通すことができました。
完成したのはたった2個ですが大満足でした。
そしてさらに黒泥土に変えて10個ほど挽いてみました。
狙うのは釉薬をかけないで茶系の茶釜にすることです。
そうすれば還付が埋まらないので手間がかかりません。
窯の神様どうかよろしくお願いします。