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雰囲気が伝わりますか
「世界で一番しあわせな食堂」という映画を
CATVで何度か見てしまいました。
いつもなら1度見れば2回目を見ることは
ほとんどないのですが、今時の言葉で言えば
「推し」というのでしょうか。
この映画の雰囲気が気に入ったとしても
それを伝えるのは簡単ではありません。
自分のミニチュアに対する思いを伝えることは
推しの映画同様とても難しいことだと思います。
好きな者同士であれば伝えるのは簡単ですが
語れば語るほどそれ以外の人は引いていきます。
対応策として、自分がこれをすると楽しいと
その雰囲気を伝えることしかないのかも。
これまで鉄瓶の制作過程を紹介してきましたが
今回は最後に行う塗装の話です。
![](https://assets.st-note.com/img/1674964992202-IBfS4nZs8D.jpg?width=1200)
その前になぜ塗装をしなければならないのか
本当はそのままでも問題ないはずなのです。
今回焼いた茶釜を見てください。
粘土に色をつけたことと炭化焼成で黒くなり
そのまま塗装せずに使うことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674965022601-Npo9ModDqO.jpg?width=1200)
左は以前作った茶釜ですが白い粘土だったので
耐熱塗料を使って茶釜のように見せています。
今回作った茶釜は茶色ぽいですが問題なしです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674965376050-9tKbepe0gw.jpg?width=1200)
ところが鉄瓶は弦を真鍮で作るために
本体と色が違い過ぎて同じ材料には見えません。
![](https://assets.st-note.com/img/1674965454312-WgZ82oAeqr.jpg?width=1200)
それで色を調整して弦のみに塗ってみると
真鍮は表面が荒れていても艶のある質感となり
本体の陶器のざらっとした質感とは
まるで別のものに見えてしまいます。
塗装は耐熱塗料とアクリル絵の具がありますが
試しにアクリル絵の具を使ってみることに。
鉄瓶ですから鋳物っぽくするために
シルバー系の絵の具を混ぜて調合してみると
これはとても良い色合いになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674965523456-RbBVlLQmXK.jpg?width=1200)
火鉢に乗せてみるとなかなかいい出来栄えです。
ようやくここまできたとうい感じですが
画像からこの雰囲気を伝えるのは難しいので
ぜひ実物を見ていただきたいと思います。
直近のミニチュアショーは3月3・4日開催の
JDAミニチュア・ドールハウス作家展です。
来場できそうであればぜひ連絡ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1674966576963-wmWNb5F4iy.jpg?width=1200)