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貸金庫のあの事件について

日本有数のメガバンクのあの事件。
ただの使い込みなら珍しくもないですが、貸金庫の中身を盗むというのはなかなか大胆な手口です。

テレビや新聞報道、週刊誌の見出しを見る程度で、詳細は知りませんが、銀行が貸金庫の予備鍵(合鍵)を紙の封筒に入れて保管していたとは…

あまりに昭和的なやり方に驚きを禁じ得ません。

封筒を糊付けして割印も押していたようですが、丁寧に剥がせばわからなかったようです。
複数の人間がチェックするわけでもなく、易易と鍵が持ち出せる。
監視カメラもあるはずですが、よく4年もの間発覚しなかったものです。
貸金庫を開けるには十重二十重のシステムに守られているのかと思いきや、泥棒に金庫番をさせていたという笑い話です。

貸金庫に金塊を預けるというのも、脱税の香りがプンプンします。
預けた側も何かしら後ろ暗い部分があるのでは?などと勘ぐりたくもなります。
そんなことは誰も大っぴらにいえません。
悪いのは100%銀行です。
あってはならないしからん事件です。
貸金庫に何を預けようが預ける側の自由です。
貸金庫に何を預けたかは利用者しか知らないので、被害額を証明するのも難しいようです。
内部の人間だからこそ、そういうところに目をつけたのでしょう。

この件で銀行に対する信用度は一気に地に落ちました。

貸金庫も不安となると、益々タンス預金が増えそうな気がします。
闇バイトの犯罪が横行し、詐欺の手口も多様化し、銀行も安全地帯ではないとなると、何を信じてよいのやら?