小学校卒業式で袴とは
数年前の3月、ちょうど今頃
ある小学校の前で、卒業式帰りの人々に出くわしました。
卒業生の女の子たちのなかに
華やかな袴姿がチラホラ。
髪型もロングヘアに花の髪飾りや大きなリボンをあしらっています。
足元は黒いブーツ。
親子共、晴れやかな表情です。
それにしても
ちょっと驚きました。
女子大生がいつの頃からか
「卒業式には袴」が一つの定番
みたいになっていますが、
なぜ義務教育の小学生まで?
こう言ってはナンですが、
まるで実写版『はいからさんが通る』
ほとんど仮装大会かコスプレか。。。
という感じ。
確かに袴姿はかわいい。
わたしも親なら着せたいと思う。
しかし、もしやりたいのなら個人的に
写真館で記念写真でも撮ってもらえばよいのでは?
親御さんの気持ちもどうなんでしょう。
娘(息子)が着たいというから
みんなが着るから
いっそ学校で禁止してくれればいいのに。
内心そう思っているかも知れません。
禁止したらしたで、なぜ禁止するの?
せっかく楽しみにしていたのに、という人が一定数いるとは思います。
ですが、ここはやはり禁止の方向で。
先日行った美容院で
そんな話が出て、
美容師さんも
以前は半分ぐらいが袴ということもありましたよと教えてくれました。
コロナ禍の中で
今年はどうなんだろう。
持ち前の野次馬根性で、近隣の小学校の卒業式を覗いてみようと思っていたら既に終わっていました。
制服のところもあり、地域差もあるものの、ハレの日だからといって、12歳の子どもが華美に着飾るのは如何なものなのでしょう。