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賛否両論
村上春樹のことをnoteに書いた。
それ以前も、noteの記事の中やコメント欄で「苦手」「嫌い」「気持ち悪い」という意見をしばしば目にした。
世界の村上春樹も形無しだ。
人の好みは十人十色。
わたしは「村上春樹が好きです」と声を大にしていうことは何となく憚られる。
メジャーなものが好きだというと、俗っぽい人間のように思われる。
逆に表立って異論を唱えにくいところもある。
人気作家であることは間違いない。
けれども、「好き」なことは秘めておきたいというファン心理もある。
あからさまに毛嫌いする人が多いということは、それだけ読まれているということ。
読んでなければ、好きも嫌いもない。
わたしは、俳優では〇所〇司さん、阿〇寛さん、渡〇謙さんが軒並み苦手なタイプだけれど、邦画を観る限り、この方たちを避けては通れない。
わたしの趣味嗜好は、特殊なものなのだろうか。
作家、歌手、俳優、スポーツ選手、どんな分野でもファンがいる代わりに、必ずアンチもいる。
それが、正常な世の中だと思う。
書店に行っていつも思うことといえば、
世の中にこれだけ多くの作家がいて、専業作家として食べていける人は何割ぐらいなのだろうか、ということ。
書店の片隅に本が並ぶだけでも選ばれた人なのに。
人の好みはバラバラ、多様性があるからこそ、多くの作家が誕生して、次々に新しい作品が生み出されていく。
わたしの推しの作家も、次々と変わる。