いいわけ
わたしの母は老人ホームでお世話になっています。
母は3人の親たちを看ました。
そんな母を施設に送り込むのは良心の呵責がありました。
多分頑張れば、家でみられないことはない、「やればできる」どこかのお笑い芸人さんもいっていますが、自分には、母を最優先することができませんでした。
何事も自分あってのことと、割り切ることにしました。
親友のAさんも、昨年、北の国で一人暮らしをするお母様に施設に入ってもらう決断をしました。
今でも、これでよかったのかと、罪悪感に苛まれるといいます。
派遣の仕事をしながら、飛行機で行ったり来たり、ケアマネジャーさんと綿密に打ち合わせを繰り返し、お金の管理をし、詐欺にあったら警察に相談し、ネットスーパーで毎週食料品、日用品の注文をし、精一杯やっていました。
認知症も進み、冬は火事も心配です。
もしものことがあったら…
最悪の事態になったら悔やんでも悔やみきれません。
わたしたち、子どもとしての責任は充分果たしたよね。
これが最善の方法だよね。
わたしがそういうと、Aさんは、救われたといってくれました。
そんな「いいわけ」をして、自分自身を正当化しています。