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マイクロプラスチック

プラスチックごみが、波などの作用で壊れて直径5ミリ以下になったマイクロプラスチックが、海に大量に流出しているという新聞記事を、先週読んだ。
深刻な問題だと知りつつ、すっかり生活に根付いているプラスチックをいきなり減らしていくのは難しそうだ。
徐々に減らしていくにしても、いったん流出したプラスチックを回収するのは、とてつもなく大変な作業だと思う。
川や海の水をすべて濾過することは非現実的だ。

日本が危機感を持っても、世界の海は繋がっている。
不適切に捨てられたプラスチックが海流に乗って大量に流れてくる。
海洋生物だけでなく、それを食用とする人間や鳥への影響を考えると恐ろしくなる。
健康のために、なるべく魚を食べたいけれど、これでは逆に健康を害するのでは?と不安になる。

子どもの頃から、劇的に変わったものといえば、携帯電話とインターネットの普及。
そして、ペットボトルや食品トレイなど、プラスチックの包装が当たり前になったこと。

夏は水筒を持ち歩くこともあるけれど、出先で簡単にペットボトルのお茶や水を買うことができる。
売っているからつい買ってしまう。
プラ容器は繰り返し使えそうなのに、衛生面もあり、大抵は使い捨てだ。
リサイクルボックスで回収しても、実際どこまでリサイクルされているのか。
回収したり、リサイクルしたりするのには燃料が必要だ。
プラごみは海外に輸出されているとも聞く。

大手ファストフードなどではストローが紙製に、スプーンか木製になった。

わたしは紙のストローの触感(食感)に慣れず、紙ストローは使わないことも多い。
家でストローを使うのは来客時だけ。
ストローを使わないのは下品な飲み方なのか。

プラスチックに関しては、これ要る?と思うものも少くない。

パンの袋を閉じるこれ


バッグ・クロージャーという。
アメリカ発祥で、国内でこれを製造している唯一の会社が埼玉県川口市にあるらしい。

これ、他に何か使い道あります?
わたしは毎度捨てているのですが。

雨の日の使い捨て傘袋。
びしょ濡れの傘は、小さいお店なら傘立てに、スーパーなど大型店舗や公共の施設に入るときには、この袋に入れるのが今では当たり前。
役目を終えると、すぐに専用のゴミ箱へ。
溢れそうなゴミ箱。
ほんの数分しか使わないのに。
お店としては床を濡らすと掃除が大変だし、お客様に滑って転ばれたら一大事。

エコバッグが定着して、レジ袋を貰うことは減ったけれど、ゴミを捨てるときにはレジ袋が便利だった。

環境のために、プラごみを減らさなければならないという危機感はあるけれど…
生活や意識を世界規模で変えなければ、問題の解決は難しそうだ。