社会科の教科書
わたしは主婦業の傍ら、新聞広告の求人欄などでいろいろな仕事を見つけては、ちょこちょこアルバイトをしてきました。
中でも一番長く続いたのは、折込チラシで見つけた中学社会科の教材(通信教育のテキスト)の校正のお仕事です。
(noteにもこのことは書いたことがあります)
社会科は、統計資料が多く、時事的な内容もあるので、最新のデータに更新したり、他教科に比べて手直しする箇所が多かったように思います。
わたしが学生の頃とは用語が変わっているものもありました。
例を挙げれば、
リアス式海岸がリアス海岸に
ボルネオ島がカリマンタン島に
四大工業地帯が三大工業地帯に
仁徳天皇陵が大仙古墳に
聖徳太子の肖像画、源頼朝の肖像画が聖徳太子と伝えられる肖像画、源頼朝と伝えられる肖像画に
聖徳太子の呼び名も(厩戸王)に
踏絵が絵踏に
島原の乱が島原・天草一揆に
ガンジーがガンディーに
エスキモーがイヌイットに
国名や首都が変わることもありました。
他にもあったと思いますが、今思い出せるのはざっとこんな感じです。
このアルバイトを辞めたのはかれこれ十数年前のこと、最新の教科書は更に変わっていることでしょう。
なぜ変わったのか、背景を調べてみるのも面白いと思います。