書店愛
何事も一方的に見るのではなく、多角的に捉えましょうと、今まで耳にタコが出来るほどいわれてきたけれど、先日我が家でこんな会話があった。
書店ゼロの自治体が増えているという新聞記事を読み、夫に「書店ゼロの自治体がないのは広島と愛媛だけだって」と以前新聞で読んだ知識を披露した。
わたしたち夫婦は広島の出身である。
夫は、「電子化が遅れてるな」といい、
わたしは、「文化の香りが高いということじゃない?」
といった。
双方とも冗談半分だとしても、捉え方、切り口がまったく違う。
今住んでいる町にも以前は本屋さんが2軒あったが、今は消滅している。
わたしは断然図書館派だけど、書店での立ち読みは至福のときだ。
立ち読みというと顰蹙を買いそうだが、本を手にとって冒頭の数ページを読んでから購入を決めるのは当たり前のことだ。
タイトルを眺めているだけでもわくわくする。
文庫本コーナーより新書コーナーが好きだ。
最近は中高年の生き方みたいな本に目が向く。
ビジネス書や今どきの学参(日本史)を読むのも楽しい。
勿論、新刊書もチェックする。
最後に、声を大にしていいたい。
本屋さんのない街は
クリープを入れないコーヒーより味気ない。
※ヘッダー画像は、日本経済新聞土曜版(2024.7. 13 )を撮影したものです