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トカゲのしっぽ切り

昨日は娘が所用で外出するというので、5ヶ月の孫の子守りを13:00〜16:00まで頼まれ、夕飯、入浴まで付き合って、結局帰宅が9時半になりました。

上の孫は5時前に保育園から帰宅し、まだ遊び足りないというので、娘が夕飯の支度をする間、近くの公園に遊びに行きました。

6歳ぐらいの女の子が小さなトカゲを捕まえていました。
小さな人だかりができています。
孫は初めて本物のトカゲを見て大興奮。

同じぐらいの年齢の男の子たちも集まってきました。
しっぽを持って振り回したり、逃げようとするトカゲを踏み潰そうとしたり、大人は遠巻きに気味悪そうに眺めています。

その瞬間は見ていなかったのですが、トカゲのしっぽの先がちょん切れて、いつまでもピクピク動いていました。 
これが噂のトカゲのしっぽ切りか…
生まれて初めて見ました。
女の子はなかなかのツワモノで、いつまでも元気なしっぽを拾い上げニコニコしています。
逃げるトカゲを男の子が追いかけ、何度も執拗に踏み潰し、ついにひっくり返って事切れてしまいました。

悲鳴を上げるお母さんもいましたが、「これが死ぬってことよ」と、すかさずフォローするお母さんもいました。

あまりに残酷で目を背けてしまいましたが、孫も「死んじゃったね」と一瞬顔を曇らせましたが、何事もなかったかのように、すぐに元の遊びに戻りました。 

子どもは無垢な存在だといいますが、こんな一面もあります。
無知ゆえのことかもしれませんが、平気でアリを踏み潰したり、羽をむしったり、生き埋めにしたりは遊びの一環です。

どんな生き物にも命があって命は大切なものだということがわかると、そんな残酷なことはできなくなります。

人間は生きるために、家畜や魚の命を奪いますが、それをどう説明するのか。
蚊はパチンと叩くけど、アリを踏み潰したらなぜ、「可哀想」といってしまうのか。 

所詮 この世界は人間本位だということを、おいおい孫にも説明しなければなりません。