現実逃避〜下書きより〜
こうなることはずっと前から
薄々わかっていた。
薄目を開けて現実を見ていた。
ソフトフォーカスでね。
人はこれを現実逃避と呼ぶ。
全力疾走で
どこまでも逃げたかったけれど、
現実と向き合わなければならない時がいつか来る。
世間では
掃いて捨てるほどある話。
でも、今までは
所詮他人事。
随分とお目出度い人だったなあ。
* * *
気分が地を這うように
低迷していて、
夕陽を見れば自然と涙がこぼれ、
夢の中まで何かに追っかけられているような日々でした。
しかし、いつまでも沈んでるいるわけにもいきません。
何か新しいことをと、noteを始めてみました。
詩のようなものを書いてみたものの、あまりに辛気臭く、公開する気になれませんでした。
初めてスキをいただいた日、
うれしいのと同時に、
こんなシステムがある限り、
読む人を意識して縛られるんだな、と思いました。
だけどわたしは、売文生活しているわけでもないし、
そもそも、noteを始めたのは自分のためで。
好きなことを好きなように書けばよいのです。
今ではもう、すっかり慣れて、臆面もなく、書きたいことを書いています。
読んだり読まれたり。
コメントをしたり、されたり。
noteは生活の一部になりました。
あの頃と、現状は何一つ変わっていないのに、日常のあれこれを喜びや愉しみに変換するのが上手になった気がします。
きっと誰もが、思いを込めて書いています。
普通の人がnoteなどという、
面倒くさいことをするでしょうか。
ここには、何かを書かず(描かず)にいられない人たちが集まっている気がします。
そして、そんな面倒なことをする人に、悪い人はいないでしょう。
どうやら、深みにはまってしまったようです。
お蔭様で、投稿365日目となりました。
今日も、読んでいただいた皆様に、心からの感謝を申し上げます。