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道路は誰のもの

昨日、テレビのニュースを観ていて、一番引っかったのが、この事件だった。

東京都新宿区の路上で、タクシー運転手の男(50)が急発進して鳩1羽をひき殺したとして、逮捕された。
容疑は鳥獣保護法違反の疑い。

逮捕された男は、
「道路は人間のものでけるべきは鳩の方だ」
などと、供述したという。

徐行したり、クラクションを鳴らしたりせず、鳩の群れに時速60キロで突っ込み(制限速度50キロ)、逃げ遅れた(?)鳩1羽が死んでしまったということらしい。
目撃した人が警察に通報したことから逮捕に至った。

(以上、複数のニュース記事を読んで、適当にまとめました)

わたし自身も運転中に、鳩やカラスがぎりぎりまで道路に居座り、やむなく最徐行したことは一度や二度ではない。
車に慣れた都会の鳥たちは、おそれを知らない。


餌を求めて街中にひょっこり出てくる熊を撃ち殺すのは正当防衛なのか。

夜中に山から下りて来て、交通事故に遭ったタヌキが、まるでぬいぐるみのように歩道に置かれていたのを見たことがある。


道路は誰のもの?

皆んなのものですね。

一般道なら通行手形は必要なし。
道路が皆んなのものである以上、
交通ルールも皆んなで守らなければ。

残念ながら、動物たちは道路交通法を知らない。
青信号で横断歩道を渡ることさえ知らない。

鳥獣保護法…
知らなかった。
鳩1羽の命も守られているのか。

故意に死なせたのか、
過失で死なせてしまったのかによっても、結果は違ってくるのだろう。

法律に疎い素人なりに、いろいろなことを考えさせられる興味深い事件だった。