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試されるとき
文庫化が話題になり、書店で平積みされているのを見た。
相当売れているらしい。
そんな折、頼みもしないのに、夫が書店に行ったついでに買ってきてくれたのは、
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『百年の孤独』
売り切れ店続出、新潮社は発売翌日に重版を決定したそうだ。
コロンビアの作家、ガルシア・マルケスがノーベル文学賞を受賞したのは1982年。
ずっと気になってはいたものの、何となく敷居が高く…
『百年の孤独』は、
1967年に出版され、
1972年に日本語訳、新潮社より刊行された。
そして2024年7月1日、満を持して文庫本が発売された。
というわけで、南米文学に初挑戦。
そもそも外国文学は読み慣れない上に、登場人物の名前がややこしく、何度も巻頭の家系図に戻るも、そこに掲載されていない人物が次々に登場して混乱。
展開についていけない。
時代背景もよくわからない。
行きつ戻りつしながら…
それも次第に面倒になり、ままよと読み進める。
そんな風に開き直るまでに数週間を要した。
異文化を感じる。
マジック・リアリズムというらしい。
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決まって眠くなる
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漸く400 /625ページまで到達。
200ページを過ぎたあたりから一気に加速。
オリンピック、高校野球、プロ野球……何かと誘惑が多い夏だが、ここが正念場。
途中で断念するか、読了して頂からの景色を眺めるか。
試されるときだ。