季節の先取り
コンビニの入り口付近に恵方巻きの幟が揺れている。
お正月を過ぎたと思ったら、
すぐに恵方巻き、
次はバレンタインデーで、
それが終わるや否や
ホワイトデーと
切れ目なく続く。
暦に先回り先回りして、
常に年中行事に追い立てられている
ようなせわしなさ。
恵方巻きは関西のローカルな風習と聞きましたが、今や全国に浸透しました。
スーパーやデパート、コンビニにとっては絶好の商機。
節分の日に、たまたまデパ地下に行ったことがありますが、ものすごい人でごった返していました。
恵方巻きを買いに来た人々の列。
お寿司屋さんだけではなく、
お菓子屋さんまでロールケーキ版恵方巻きで参戦。
売る人がいるから買う人がいる。
買う人がいるから、次々目新しい恵方巻きが登場する。
そういえば恵方巻き大量廃棄問題は
どうなったのでしょうか。
コロナの影響で
今年の恵方巻きの売れ行きは
どうなるのかな。
でも、こんな時だからこそ
縁起物を食べたい気持ちもある。
スーパーのお惣菜売り場も例年
いつもより上等の太巻きが並ぶ。
海鮮巻きに、サラダ巻き、エビフライやトンカツ、焼き肉巻きと種類も豊富。
恵方巻きはもはやフリースタイル。
スマホの方位アプリを立ち上げて、
今年の恵方に向かって
黙ってかぶりつく。
ちなみに今年の恵方は北北西ということです。
本題の豆まきも忘れずに。
節分が終われば立春。
それにしても
季節の訪れをコンビニの幟で
感じるなんて。
如何なものかと思います。