万能調味料のような
昔昔、何かの本で読んだ記憶ですが、
五七五を詠むときに、
最初の五の部分だけを変えて
「根岸の里の侘住まい 」
と続ければ、何でもそれなりの句になるのだとか。
たとえば、
蝉時雨 根岸の里の 侘住まい
名月や 根岸の里の 侘住まい
という具合に。
松島や ああ松島や 松島や
を応用する手もあります。
まぁ、これは冗談ですが……。
わたしがnoteで便利に使っているのは、「人間だもの」というフレーズです。
人間は、不完全で
なくて七癖
十人十色、百人百様 、 千差万別
掴みどころがない不思議な存在です。
「人間だもの」
取り敢えずこれで結べば、
なんとなくまとまります。
勿論、出典はみつを先生です。
どんな料理にもめんつゆを使えばそれなりの味になるように。
万能調味料はお手軽ですが、画一的な味になってしまいます。
それだけではあまりに芸がないので、
スパイスでも、隠し味でも、
ひとつふたつ、何かを足して……
ひと手間加えて……
オリジナリティを出す工夫が必要だと思います。