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散歩の小休止

寒さで目が覚めた朝。
前日は最高気温が30℃近かったのですが、ちょっと肌寒いぐらいが歩くには丁度よく、帰りのことも考えず、ついつい遠くまで行ってしまいました。

夏の間は散歩もままならず、万歩計を見ることもなかったのですが、これから運動不足のツケを返していかなければ。

それにしても昨日は飛ばし過ぎました。


この程度では、足腰にきたりはしないのですが、歩き過ぎもよろしくないというので、10000歩/日までにとどめておこうと思います。

散歩は運動のためというより、日常の小さな旅のようなものです。

毎日決まった散歩コースがあるわけではありません。
素敵なウェアに身を包み、大きく腕を振り、脇目も振らず大股で歩くウォーキングの人とは違います。

日傘を差してのんびり歩きます。

季節の花や川で暮らす生き物を観察するのも楽しいのですが、珍名さんを見つけると、うれしくなります。

昨日はこんな表札を見つけました。

「野老」

野老さん、
ところさんと読みます。

由来は植物の名前らしく、千葉限定の苗字とのことです。

ずっとぶっ続けで歩いているわけでもなく、母のいる老人ホームに面会に行けば、30 分くらいは部屋で座っているので休憩になります。

図書館に寄って、五木寛之のエッセイや、松本清張の短編をひとつだけ読むとか、
カフェや喫茶店でひと休みして充電するとか…
(コメダ珈琲店ではスマホの充電もします)

散歩の中継地点での過ごし方もいろいろです。

昨日は母の施設からの帰り道、あっちへ寄り、こっちへ寄り、ふらふらしていたら辺りはすっかり暗くなってしまいました。

高台になっていて、夕映えの富士山を撮影するのに絶好のスポットがあるのですが、そこの階段を降りようとしたら、ちょっとした人だかりが出来ていました。

数えると、20人近くの人がいます。

あれが金星だから…
などと空を指さしながら、皆さん彗星を探しています。

三脚に望遠鏡を固定している人もいます。

通りすがりの人も、足を止めて西の空を眺めています。

これ、〇〇日に撮った写真なんですけど…と自分のスマホ写真を公開してくれる人もいます。

うっすら尾っぽがあるのがわかるでしょう?

ご自慢の写真見せてもらいましたが、肉眼で見つけるのはなかなか難しそうです。

10 分ほど粘りましたが、夕飯の支度があるので諦めました。