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この年になってはじめてわかる

高田純次さんの名言に、「老人は、自慢話、昔話、説教をすると嫌われる」というのがあります。

この3つがタブーとなると、老人は無口にならざるを得ません。
今更人に好かれたいとは思いませんが、肝に銘じたいと思います。

他に、老人の十八番おはこといえば病気の話です。
わたしの父方の祖母はあっちが痛い、ここが悪いと愚痴ばかりこぼしていましたが、遊びに行くときは超元気。
ああはなりたくないなと思っていました。

ところが、この頃わたしもあっちこっちが不調で、いよいよ年齢を実感しているところです。
祖母の年になってはじめてわかることがあります。

愚痴をこぼす相手もおらず、夫に聞こえるか聞こえないかの音量でつぶやいています。
夫にこぼしたところで、もう聞いた、と煩がられるのはわかっていますので。

昨年末骨折した手首は、ほぼ完治しましたが、元通りとはいえません。
この頃また手首に違和感があるなと思ったら、折ってないほうの手首でした。

数日前は親指の付け根に痛みがあり、握力が弱くなり、自転車のブレーキがかけにくかったのですが、病院に行くほどのこともなく、いつの間にか治っていました。
スマホの使い過ぎかもしれません。

目も悪くなりました。
新聞の活字は昔より大きいので、メガネなしで頑張っていましたが、細かい数字などは読めなくなりました。
メガネがないとストレスを感じます。

年寄りの冷水はやめて、
年寄りは年寄りらしく。

あとは物忘れや勘違い。
美容院の予約をして、忘れないようにカレンダーに書いていたのですが、書く欄を1日間違え、飛ばしてしまいました。

この手のミスは過去にもありましたが、同じうっかりでもボケの入口かなと思うと気が滅入ります。

ま、陰気な話はこのぐらいにしておきましょう。
一病息災。
年相応に、不調があるのが当たり前です。
この先、病気のデパート、総合商社といわれないように、せいぜい気をつけたいと思います。


活字が大きく
メガネ要らずの本