犬神家といえば
先日、散歩の途中で犬神家みたいなお屋敷を見つけた、などと冗談混じりに書いていたら、コメント欄で、ピンポイントで反応してくださった方が!
雪丸さん、めっこさん
ありがとうございます。
これほどまでに人々の心に強い印象を残す横溝正史作品。
角川商法に乗せられて、一時期は、作品を量産しすぎなのでは?と思わないでもありませんでした。
映画化、ドラマ化は数知れず、
映像化を意識し過ぎるあまり、
死体に変な小細工し過ぎでは?と
ツッコミたくもなります。
スケキヨ(佐清)を逆様にして、
「ヨキをケス(消す)」とは。
これには少々閉口しました。
しかし、あのシーンが物語の最高の見せ場になっていることも否めません。
秋になって菊人形展に行けば、生首が紛れ込んでいるのではないかと怯えてみたり。
完全にトラウマになっています。
ところで、物語の中では、まるで呪いの言葉のようなヨキコトキク(斧琴菊)。
これは良き事を聞くとも読め、
実は大変縁起のいい言葉だそうで、このような図案にもなっています。
(インターネットで見つけた画像です↓)
横溝作品の中で、人気が高く、名作の誉れが高いのは、『獄門島』らしいのですが、
わたしが一番好きなのは、やはり初めて読んだ『八つ墓村』です。
双子の老婆、鍾乳洞、そして実際に起こった事件をモデルにしている…
等々に魅力を感じます。
実は今日ご紹介したかったのは、テレビシリーズのエンディング曲、
『まぼろしの人』です。
この曲は一部で根強い人気があります。
以前にも書いており、重複するのでその記事をご紹介します。
お時間がある方のみ、お立ち寄りください。
↓