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偉業は偶然ではない

わたしは、大谷翔平選手の活躍にワーキャー騒いでいるだけの典型的なミーハー野球ファンに過ぎません。

先日、NHK「クローズアップ現代」を観て、大谷翔平選手の偉大さを再認識させられました。
野球に詳しい方には、釈迦に説法ですが、内容を一部要約してご紹介します。

今季、盗塁とホームランの50ー50をすんなりと達成し、大きな話題となりました。
しかもそれは通過点に過ぎませんでした。
普通に考えると、盗塁のスピード感とホームランを打つパワーは相反するものに思えます。

ところが、大谷選手の場合は、盗塁とホームランは密接に結びついていたのです。

ピッチャーとって、大谷選手の盗塁は脅威です。
フォアボールで出て盗塁されれば、二塁打と同じ。
次の強打者にヒットを打たれたらあっという間に得点されます。
フォアボールを回避するためにストライクを投げざるを得ない。
盗塁成功率を伸ばすことで、敵の選択肢を狭め、ホームランの量産に結びつけていたのです。


大谷選手は、シーズン前から、徹底的に前傾姿勢にこだわり、走り込むことによって、加速力を伸ばしていったといいます。
また、投手がバッターに投げるか、牽制するかを、投球フォームの細かい癖から瞬時に見極められるよう、徹底的に研究分析を重ねています。
投手の経験があればこそです。

その結果、盗塁の成功率は93%超!

肘の怪我で投げられない分、盗塁を磨いていったといいます。

打つほうに関しては、6月から打席にバットを置き、軸足の置き場所を決めるルーティンを始めました。
その結果、常に同じ位置に立つことで視点を定めることが出来、ボール球に手を出すことが減っていったといいます。

持って生まれた体格や能力もありますが、盗塁もホームランも、研究と努力の賜だということがわかりました。
無闇に走ったり、矢鱈バットをブンブン振り回したりしているわけじゃないんですね。

また、チームの勝利のためにはバントなどの進塁打も厭わない。
決して個人の記録だけに貪欲なわけではないのです。


スキのない出木杉くんタイプにはあまり興味がないわたしですが、大谷くんに関しては例外です。

余談
先日図書館で、こんな本を見つけました。


伊藤博文や一休さんと
肩を並べるイチローさん

わたしは、小学生の頃、ベーブ・ルースの伝記を読んだことがあります。
大谷翔平の伝記も世界の子どもたちに読まれる日が来るんでしょうね。