キーボードを2つのパートに分けると...Ortho配列になります！
まずは…簡単な質問だ！
もし、みなさんのキーボードを2つに分けなければならないとしたら、スペースバーを左と右のどちらに置きますか？
私たちの選択は：真ん中で切る！
おはようございます、KBDcraftチームのBoyUです。
3ヶ月前、私たちは新しい20%マクロパッド「Lilin/リリン」をリリースした。
それから3ヶ月後の今日、2024年11月初旬、KBDcraft初のオルソ配列のキーボードをオンラインショップでリリースしました。
名は「Israfel/イスラフェル 」。
私たちがこれまでデザインしてきたキーボードとはまったく異なる、まったく新しいタイプのキーボードです。
最初のIsrafelのケースの色として白を選んだのはやはり正解だった！
最初のコンセプト
「分割」と「対称性」
Israfelのユニークなケースは、使徒「イスラーフェル」の特徴からインスパイアされました。
地球に着陸した後、元の1体のイスラーフェルは2体に分裂して同時に戦闘を行うことができます。
私たちはこの特徴に注目し、長い間議論してきました：2つのボディに分割できるこの機能と、以前のLilinキーボードをデザインした経験を生かし、「分割」をテーマにしたメインキーボードをデザインできないだろうか？
嬉しいことに、Lilinの2つのケースを接続するために使われていた主要部品は、Israfelでも活用されており、この新しいキーボードのタイピング角度をいつでも変えることができます。
イスラーフェルも同じ形に近い2つの個体に分かれるので、キーボードの左右の部分もほぼ同じ「対称」構造にしました。
そもそも、オルソ/Ortho配列は何？
オルソリニア/Ortholinear キーボードは、コンパクトでありながら機能的なキーボードです。新しいタイピング体験を試したいライター、プログラマー、ゲーマーにとって、ユニークな選択肢となります。 格子配列を好むユーザーは、このキーボードがタップの快適性、スピード、正確性を向上させると思います。
従来のキーボードよりもコンパクトなレイアウトで、全配列キーボードの40％、50％、60％の大きさがあり、ファンクションキーなど使用頻度の低いキーは取り除かれてます。
一般的なキーボードのキーは千鳥配列になっています。
これはタイプライターの時代に残されたデザインで、この配列にすることでキーシャフトの下部が引っかかるのを防いでいました。タイピストは千鳥配列に慣れたため、このデザインは現代のキーボードにも残っています。
特徴：
-グリッド/Gridded
-ノン・スタッガード・レイアウト/Non-Staggered Layouts
オルソ配列キーボードの利点は？
少ないキー数、でも同じ機能
プログラムおよびカスタマイズ可能
疲労感の軽減
タイピングの速度と精度が向上
快適性と人間工学
イスラフェル/Israfelの紹介
PORONフォームなし
Israfelの内部空間が狭いことから、Poronフォームを取り除き、キーボードの内部構造をプレート/PlateとPCBの2層のみで構成することにしました。
最終的に、Israfelはフォームなしでも素晴らしいサウンドを生み出せることが証明され、この大胆なアイデアが検証されたことをすごく嬉しく思っています。
プレートとPCBの間に隙間を空けるため、Core56を組み立てる際にはこの小さな工具、「フォーク」を使う必要があります。
ロープロファイルスイッチ/Low Profile Switch
Israfelを外側も内側もさらにコンパクトにするため、Kailhさんとの共同開発による新しいロープロファイルスイッチ/LP switch「 N² デプスチャージ/Depth Charge」を採用した。
この名前は、イスラーフェルのAlphaとBeta 2つのボディを一時的に動けなくする、《エヴァ》のN² Weaponの名前にインスパイアされています。
「使徒」を一時的にコントロールし、指先に従わせることができるのは、このような強力な力だけだ。
リニアスイッチ
POM プレート
押下圧50gf
Travel Total 2.8mm
Pre-travel 1.2mm
スイッチ寿命5000万回
潤滑済み
ロープロファイルキーキャップ/Low Profile Keycap
新しいLPスイッチに適合させるため、私たちはKeyTokさんと共同で新しいLPキーキャップも作り、キーボードの最終表示は驚くほどIsrafelに適合しました。
KBDcraft初のBlack Kit
Adamが誕生して以来、数え切れないほどのキーボード愛好家たちから、第3のケースカラーをいつリリースするのかという問い合わせがありました。
特に、黒いケースを求める声が最も強い。
そして、Israfelの「分割」という特徴に合わせて、私たちは今が黒いケースをリリースするタイミングだと考えました。
予想外にクールで、クラシックな白いケースとは見た目も感触もまったく違います。
また、黒いケースというテーマに沿って、黒いLPキーキャップとキーシャフトも用意しました。
特に、黒いスイッチはもはやLinearではなく、Tactileスイッチです。
タクタイル/Tactile
POM プレート
押下圧45gf
Tactile Force: 50gf
Travel Total 2.8mm
Pre-travel 1.6mm
スイッチ寿命5000万回
潤滑済み
こうして、LPキーシャフトの種類がまた1つ増えました。
LilithとLilinの強みを継承
Israfelには、LilithやLilinと似たような特徴がたくさんあります。
なぜなら、これらのアイデアは捨てるには惜しいからです！
人間工学
Lilithをデザインしたから、人間工学とキーボードの適応性の高さをますます感じました。
また、キーボードは現代のテクノロジー時代に欠かせないアイテムであるため、キーボードの携帯性を追求する一方で、長時間キーボードを使用する際の指のケアにも気を配り、疲労を防ぐ必要があります。
そのため、Lilithには5.5°の傾斜角度デザインを、Lilinにはまた調整可能なタッピング角度デザインを採用しました。
そこで、ユーザーにも長時間のタッピングによる疲労を適切に軽減できるため、Israfelでもこのデザインを継続することにした。
ネイル
正直なところ、Lilithを作ったとき、この地味なデザインがタイピング角度の調整に完璧に活用できるとは思っていなかった。当時、この部分は装飾品を置くための延長パートとしてしか使われていませんでした。
この「ネイル」をLilinで活用して、タッピングの疲れをきちんと癒すことができるのは、とても嬉しいです。
Israfelの「分割」と「対称性」というコンセプトは、「ネイル」とも共通点が多いので、今回もIsrafelのケースでは「ネイル」を使うことにしました。
PCB間接続/Inter-pcb Connecting
最初のキーボードAdamと最初のテンキーAdam Numpad以来、私たちは複数のPCBを同時に接続して使用し、最終的にはそれらを組み立てて完全なキーボードにする実験を行ってきました！
そして、Lilinの開発中に、私たちは2つのマイルストーンを達成しました。
コアに2枚のPCBを持つLilinを独立して動作させることに成功し、2種類の内蔵ワイヤー（3-ピン&10-ピン）を使って3枚のPCBを接続し、同時に動作させることに成功しました。
私たちはこの機能を継続したかったので、2つ目の分割キーボード「Israfel 」を作りました。
もう少し話し
ここで見てくださってありがとうございます。
Israfelのような個性的なキーボードを作ることに成功し、11月の発売直後から多くのお客様からお褒めの言葉をいただき、事前予約が必要なBlack Israfelでも想像以上の熱狂をいただきました。
いろいろな事態があったけど、このNoteを掲載している今、Black Israfelが販売中です！
また、Israfel Base Kitを購入して、自分のキーボードをカスタマイズしたいというご要望も増えてきましたので、2025年にはIsrafel Base Kitを購入オプションを解禁し、より多くの方にカスタマイズの魅力を体験していただけるようにする予定です。
それでは、次のNoteでお会いしましょう！
Have a nice day!
