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「学びが人生を変えるように、世界を学びで変えていく」 、人材紹介をかけた教育事業に取り組む。

中学校の時にアメリカの学校で感じた「日本の教育の遅れ」。その違和感を大切に感じ取り、「学びが人生を変えるように、世界を学びで変えていく」というミッションを目指して進んでいく原田陸久さんのアイデアについてお聞きしました。

KBC Students Accelraretor Progrum(SAP)セミファイナリストを紹介する企画#SUMMITへの道。今週末に最終審査が行われるなか、果たして原田さんはKBC SUMMITのファイナルピッチに進むことはできるのか。ぜひご注目ください。

第六回では、原田さんに伺いました!

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・2001年9月4日 アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ市生まれ
・4歳の時に日本へ移住
・横浜市立上山小学校に在学し、12歳の時に再び渡米
・Taylor Road Middle School 在学し、14歳で再び日本に帰国
・横浜市立中山中学校卒業
・慶應義塾高等学校卒業
・慶應義塾大学在学中

――今回はどんなビジネスアイデアを考えていますか?
 私たちAploomは「学びが人生を変えるように、世界を学びで変えていく」というミッションを掲げ「教育×人材紹介」事業を行なっていきます。教育においては学生ユーザーを対象としたビジネス志向型動画配信サービスとそれに伴う課題への丁寧なフィードバックを行い学生のビジネス感覚育成の機会を提供します。一方で、今後採用がデータマネジメントされていくことや採用方式が多様化する上でそれぞれの企業に寄り添った人材紹介が可能になる人材紹介データベースを構築し提供、マッチングを行い社会のイノベーション能力の飛躍的向上に貢献したいと考えています。

伊藤

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(今回の活動は伊藤颯杜さん(上)と久野啓伍さん(下)との3人で取り組まれています)

――今回の事業に至るまでの敬意を教えてください!
 最初のきっかけはアメリカの現地の中学校に進学した時です。日本の教育現場との大きなギャップに疑問を感じ、日本の教育の遅れ幅を目の当たりにして、そこから少しずつ違和感を抱えていきました。
 また、私から見てもかなり頭の切れる人で尊敬している父からよく「ビジネス感覚を身につけておけ。これからは優秀でないと就職さえできないぞ」と日経ビジネスを渡されていました。そんな父が言うのだから対策をするべきだと思い、自分が今学生として何を学ぶべきかを考え「もしかしたら大学で学んでいる内容は、社会で非効果的な教育体制なのではないか」という疑問を持つようになりました。改めて「優秀な人材とはどんな人なのか」「どういうことを社会はこれから求めていくのだろうか」をベースに考えを深めた結果、この事業案にたどり着きました。

――SAP期間を通して取り組んだことや苦労したことはありますか?
 顧客課題のブラッシュアップ、ビジネスモデルの精査、企業ヒアリングの実施、プロトタイプ作成、価格設定の再検討に取り組み、プロトタイプ作成時の動画作成や企業ヒアリングの分析、価格設定や顧客開発とマーケティング戦略の検討に苦労しました。

  今回、そんな彼と伴走してくださっているアドバイザーさんである、原田直さんにもお話を伺いました。

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慶應義塾大学大学院 理工学研究科卒。在学中に慶應義塾大学発ベンチャー創出プラットフォームとしてKBCを創設後、自身でも数社のベンチャー企業を立ち上げ、野村総合研究所に入社。2016年からは共同創業者として株式会社BitStarにジョインされています。

――今回のビジネスアイデアについてどう感じましたか?
 教育という大きなテーマに挑んでおり、熱意のあるメンバーが集まっているチームだと感じました。教育をこう変えたいという彼らのビジョンに対する想いと、その一方で商売としてビジネスを着実に作っていくスタンスのあるバランスが良いチームだと思います。これから、顧客のニーズをさらに深く把握しながらPDCAを回し、ゼロイチ(0→1)でアイディアをビジネスモデルへ発展させて行くフェーズだと思いますので、既存の事業に囚われない視点から新しい事業を生み出していくことを期待しています

<SAP CSメンバーの春名海里(16期)からのコメント>
 原田陸久さんの思い描く、「教育×人材紹介」事業に対して原田直さんの、アドバイザーとして、先輩として彼らがぶち当たるであろう壁を見据えたアドバイスをして下さっており、CSの私も学ぶ事がたくさんありました。また、原田直さんの紹介により、ベンチャー人事の方にカスタマーヒアリングを行ってもらうなどオンラインという状況を生かしつつ、磨きをかけることが出来ていると思います。


――最後に意気込みをお願いします。
 私たちAploomは学生と社会が飛躍して活躍できるよう「OUT OF THE BOX」(既存の考えに囚われない)というキャッチフレーズの元、活動して参ります。皆さんはその社会の変化に関わる一員として応援していただけたらと思います。

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 「今勉強している古典、数学って将来の何の役に立つの?」今回の事業を伺ってから、塾の生徒の何気ないひとことを思い出しました。誰もが持ったことのある小さな素朴な疑問にしっかりと向き合ったこの事業は、原田さん自身が「勉強のできる今の環境」にありがたさを感じているからこそ、より一層その「授業」を大切にしたいという想いに繋がるのかなと感じました。(執筆=KBC16期青木)

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KBC SUMMIT 12月20日 (日) 15:00-19:00 開催!
 昨年300人もの来場者によって話題となったKBC SUMMITが「YOAKE」をテーマにオンライン開催決定!!感染症の拡大によって「私たちのあたりまえが変わってしまった」と悲観するのではなく、今まで以上に未来を広げていく"チャンス"だと感じてもらえるようなワクワクをお届けします。
✔️ SAPファイナリストピッチコンテスト
3ヶ月間ビジネスの創造に向けて走り続けた、学生起業家5人によるピッチコンテスト!!
✔️ たっぷり60分のトークセッション
慶應義塾大学准教授の琴坂将広氏、XTech株式会社代表取締役CEOの西條晋一氏、ANRI代表パートナー佐俣アンリ氏、そして株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長の秋元里奈氏をゲストとしてお呼びし、感染症拡大の今に聞きたい「転換期」のトークセッションをしていただきます!
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盛り沢山のコンテンツですが、学生は無料で参加することができます!詳細はこちらから!





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