【創作について】才能の見極め方
まぁ、一応教える立場をしております。なのでこんな質問をよく受けます。
「私って、才能ありますか?」
これ、一番やめて欲しい質問です。というのは、どう答えても傷つくのが分かるからです。聞く人は不安を抱えている。でも、聞いたところで安心はできない。
私「あるよ」→ 質問者「嘘ばっかり」
私「ないよ」→ 質問者「ひどい」
……とまあぁ、だいだいこうなります。
なので、「私には分からない」と答えています。人様の才能を作品読んで分かるなら、シナリオなどの創作を教えるなんてことせずに占い師になります。そのほうが絶対に儲かりますからね。
私に分かるのはこれだけ。
「現時点で書いたその作品がどのくらいのレベルのものなのか」
現在地を見て、確たる未来を予想するのは推測(主観という思い込み)でしかない。それを信じなくていいと、いつも言っております。
世の中には「天才」という別格の才能が目に見えて分かる人物はいます。創作においてもそうです。でも、大事なのはそこじゃない。noteでもいろんな人が書いていますが、才能は磨いた結果として輝いたものであって、持ってるだけではただの石ころにしか過ぎません。
シナリオ学校で教えていると、生徒さんたちは、ある日・ある時・前触れなく進化します。多くは作品を通して自分自身で掴めたものがあった時に成長することが多いと感じます。
私のすることはひとつだけです。
それは褒めること。
「面白いの書いてきたね」「伸びてるよ」「作品のレベルが上がってる」
そんなたくさんの言葉をかけてあげるだけ。
可能性はどんどん広がります。
自分自身が楽しい、好きだと思えるのなら。
最後に読んでいただいたnoterのみなさんへ