ダメな自分を出せたはいいが、デキる自分はどうしよう?
困ったことになった。
自分の中にある発信に対する抵抗感や、自分を良く見せようと盛りすぎる傾向をなんとかしようと、自分の中のイタい部分について思い切って書いてみた。
すると、思いがけず多くの「スキ」をいただいた。普段は、朝一番に投稿すると昼頃にフォローしてる・してもらってる人からポロポロと反応がある。
それが、この日は投稿した直後から全く知らない方からも「スキ」をいただいた。ちょっとビビったけど、かなり嬉しかった。
と、一瞬、今後の私の発信の方向性が見えた気がした。
あかん自分をさらけ出す方が、簡単なのかも
とはいえ、「ちょ、待てよ」。なんで発信はじめたんだっけ?と思い返す。
「願わくばお仕事を」と思っていても、今後の発信がイタい妄想とやらかし案件のオンパレードとなると、どう考えてもその目的は達成されそうにない。
面白い人というのは、適度な距離感を保っているから面白がっていられるのだ。でも、「仕事を任せお金を払う相手」ということになると、できればやらかしそうな人やイタい人を候補から外すのが普通だろう。
自分のダメなところやポンコツ具合をさらけ出す方が意外に簡単なのかもしれない。ただ、それだけで自分に何かしらの仕事がやってくるとは思えない。
お笑い芸人さんなら別だと思うけれど、私はその道のプロとしてやっていこうとは思っていないので。。。
「デキる自分」を出すのに抵抗感がある
自分で仕事を創り提供するのに「私はこういう人です!」「こんなことができます!」と発信するのが大事なのは分かる。
ただ、それをどういう風に発信すれば良いか、ずっと悩んでいる。
私は「こういうことしてます!」「こんなことができるんです!」と自分から言うのが苦手だ。
「こんなこと言うとどう思われるだろう」と気にし過ぎているのかもしれない。そう考えるキッカケとなったことがいくつかある。
「あんな風にはなるな」という父の言葉
小さい頃家族でニュースを観ていた時、キャスターの女性の方がコメントしていた。どんな内容だったのかは覚えてないが、その時の父の言葉が忘れられない。
当時の私にとって父は絶対君主的な存在だったので、漠然と「賢い人・デキる人になりたいが、それを表に出すような人にはなってはいけない」と思い込むようになった。
「英語できるんでしょ」の洗礼
「通訳になりたい」と思い、大学では英語を専攻していた。全力で勉強し留学までさせてもらって、それを生かして仕事をしようと思った。
が、入社直後の自己紹介で「大学で勉強した英語を生かして頑張ります!」と意気揚々と言い放ったのがまずかった。
英語ができようがなんだろうが、社会人一年生。右も左も分からない。いっぱい教えてもらわないといけない。が、鼻っぱしらが強いと受け取られたようで、こんなことを言われた。
えええーーー!!!あんなに必死に勉強してやっと出来るようになった英語が、やっかみの対象になるとは!!!
なのでいまだに「英語できます」と言うのが怖い。いや、それほど出来るわけではないんだろうけど(←ほら、ココ)、言った後の反応が怖い。なので、つい、
とか言ってお茶を濁してしまう。(そしてたいてい、スベる。)
嫌味や謙遜なく「私、こういう人なんです」と淡々と言えれば良い。けれど自分のスキルやできることについて語るときはつい「いやいや、私なんか〜」と枕詞を置きがちで、本気でそう思っている。
「インポスター症候群」とでも言うのか。この言葉についてもまた書きたい。
サラリと「デキる人」感を出せたら良いのだが
今はありがたいことに知人や紹介でいくつかお仕事をいただいている。ただそれも限界もあるだろうし、もっと多くの人と繋がりたいので、自分のトリセツ的なホームページを作成中だ。
だけど、そこに載せるべき「自己紹介」「プロフィール」「サービス内容(仕事として引き受けられること)」がなかなか書けない。もう数ヶ月、いや数年?、足踏み状態。
何人かの方からいただいた「お客様の声」も、恥ずかし過ぎて出せそうにない。貴重なご意見で自分で読むにはありがたいし嬉しいけれど、「こんなお声をいただきました!」という形で出すのが照れくさくて。
やらかし案件やイタい妄想ならスラスラ書けそうだ。でも「スキル一覧」「実績」ましてや「ビジョン・ミッション」なんてものに取り組もうとした瞬間、自分の中で何かがサササーーーーっと引いていく感じがする。
いわゆる「ビジネスマインド」というものなのか。だとしたら一生何もできなさそうな気がする。
「私、デキる人なんです」をトピックに漫才でも作ろうか。それならできるか。
いや、そんなに「デキる」わけでもないんですけど。(←だから、ソレね。)
しばらくはあまり深く考えず、気の向くままに発信していこうと思います。