11体全キャラ完成しました!クトゥルフ×学園モノホラーRPG『Drifter Bizarre[ドリフタービザール]』進捗#6
ハーイ、ホラーゲーム作家のかずぞうです。クトゥルフ×学園モノホラーRPG『Drifter Bizarre[ドリフタービザール]』、教師側のキャラクターもすべて完成。これで全11体のキャラクターが出そろった形です。
舞台となる、八十籠目高校(やそかごめこうこう)は学校ですので、生徒だけじゃなく先生もいます。普段は大人として、「先に生まれ、先に生くる存在」として生徒を導く立場ですが、学校ごと異界に吹き飛ばされたという状況にあっては、必ずしも普段通りの自分を保てるとは限りません。先生だって人間なんです。
今回は、そんな教師たちを紹介していきます。
鴨川 優子(かもがわ ゆうこ)は、八十籠目高校の教師で、 翼 朱鷺也(つばさ ときや)の担任教師です。
新人であり、まだ不慣れなことが多い状況なんですが、ということは年齢的に価値観が生徒と近いということでもあります。価値観の近い方が話は合いやすい…ということで、これまで生徒たちには受け入れられてきました。
彼女はつい数年前まで生徒であったため、出来る限り生徒の自主性を重んじたいという考えを持っています。ただこれは逆に言うと、まだ自分を生徒の延長線上として捉えており、教師としての意識が薄いということの裏返し。
このため、怪異に巻き込まれて生徒たちがパニックになる中、「どう導くか」という教師としての振る舞いに迷いが生じます。
ルールはどこまで必要なのか? 自由はどこまで認められるべきか?というテーマを担ったキャラクターです。
蛇尾咬 環(さびがみ たまき)は、八十籠目高校の養護教諭…いわゆる保健室の先生です。
ただ、養護教諭というのは自称なようで、生徒たちは見覚えがありません。蛇尾咬 環によると赴任したばかりで、次の朝礼で紹介される予定だったとのこと。
飄飄とした人物で、怪異に巻き込まれた状況にあってもまったく動じません。今どうすれば生き残れるのか? そのための最適な策を次々生徒たちに提案します。
しかしその一方で、自ら打開のための行動を行うことはありません。環によればそれは、この怪異が生徒たちの運命だからとのこと。試験を自分で受けなければ、やがてしっぺ返しを食うのと同じように、自分の運命は自分で乗り越えなければ意味がない…ということが言いたい模様。
環は一体この怪異のどこまでを知っているのか? 本当にこの学校の教師なのか? …謎めいたキャラクターです。
神居 隼人(かむい はやと)は、八十籠目高校の教師です。ここ数年で赴任してきた教師で、歴史(日本史/世界史)の授業を担当しています。
常にクールで、顔の作りも悪くないことから、一部の女生徒には人気を得ている模様。しかし、どこか人を見下したような雰囲気があるので、多くの生徒からは敬遠されています。
彼のモットーは、適者生存。環境にもっとも適応した生物種こそ生き残るという思想です。
この思想は生物の進化などの生物学分野の考え方ですが、隼人は歴史においても適者生存の思想を適用しています。
たとえば、民主主義や共産主義といった政治主義であったり、戦争における戦闘教義(バトルドクトリン)であったり。これらは、人の世を治めたり、軍隊を運用する上でのポリシーで、いずれも特定の時代・特定の文化においては「このポリシーこそ正しい」とされることが多いもの。
しかし隼人は、ポリシーそのものが正しかったり間違っていたりするのではなく、周辺環境に対して適しているかどうかの差でしかないと考えています。曰く、「政治にせよ軍事にせよ正義にせよ、最適な形は時代によって変わる。このため、いちはやく時代に順応(アップデート)しなければならない」。
このため、怪異に巻き込まれた状況にあっても、異常な状況に適応し、冷静な心理を保つよう生徒に説いていきます。
鷲尾 健勇(わしお けんゆう)は、八十籠目高校の教師。30年以上前から体育教師を務めている古参の教師です。
30年前は常に竹刀を持ち歩き、体罰が日常茶飯事だったとのこと。しかし、少なくともここ10年ほどは体罰を行ったことがありません。
口癖は「健康と勇気!心!技!体!」…ですが、「心技体」という割にはかなり「体」に偏った考え方をしており、授業態度や生活態度の悪い生徒には、校庭10周ジョギングなど、肉体的負荷の高い罰則を与えています。
こうした厳しい態度や、体と声が大きさも相まって、生徒からは結構煙たがられています。さすがに面と向かってたてつく生徒はいないものの、裏では、「実は体罰やいじめに関わっているんじゃないか…」なんていう噂が流れている模様。
肉体重視の考え方は怪異に巻き込まれた状況にあっても変わらず、「生き残るためにはまず健康!食え! 腹がいっぱいなら筋トレしろ! 体の充実が精神の充実を呼び、脱出までの生を繋げる」と主張します。
鳳 律彦(おおとり りつひこ)は、八十籠目高校の校長。
「学ぶ」ことが好きだから教師の道を志したという人物で、年齢により視力が落ちてきた今でもなお、コンピューターやスマートフォン、人工知能といった新たなトピックの「学び」を続けています。
「人間いくつになっても学び。学ぶ道がなくなることはない」が口癖で
好奇心も強く、自分の知らないことを生徒が話しているとつい「それは何?」と聞いてしまうほど。
もちろん生徒にはたじろがれることも多いのですが、おおらかな性格からか、生徒人気は悪くありません。ちなみに生徒から確認した後はネットで検索し、本を取り寄せた上で詳しく学ぶ…とのこと。
学校が怪異に巻き込まれた状態にあって、生死不明となります。怪異に巻き込まれた瞬間の鳳の居場所を把握している人間がいなかったため、そもそも怪異に巻き込まれたのかのかどうかも不明。
本来であれば学校全体を指揮すできる人物なのですが…。
…と、前回紹介した6人の生徒と合わせて以上11人が『Drifter Bizarre[ドリフタービザール]』の登場キャラクターたちです。
生徒だからこう、先生だからこう…という形ではなく、キャラクターはそれぞれが異なる考え方を持っています。このため、この異常事態をどう切り抜けるか?という目的は同じにも関わらず、ドラマが生まれる…というシナリオを考えています。
…ところで、登場キャラクターはできたのですが、このゲームはRPGなので敵が必要です。なので、次の作業は敵キャラクターのデザインですね。
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